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  • from: yeshangさん

    2012年03月14日 07時41分45秒

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    「冒険ダン吉になった男 森小弁」 将口泰浩著(産経新聞出版)

     明治25年に一人でトラック諸島モエン(春島)に降り立った森小弁。

     以来、春島で酋長に認められてその娘を娶り、酋長を引き継ぐ(なおトラックは母系社会、娘が財産から何もかも引き継ぐ)。

     トラック諸島はスペイン領からドイツに売られて、第一次世界大戦で日本の委任統治地に、そして太平洋戦争では連合艦隊の根拠地になり終戦前には4万5千人の陸海軍と1万5千の島民、6万人の諸島になっていた。

     この間をトラックの大酋長として見事に島を取り仕切ってきた面白おかしくもあり、困難を乗り越えてきた本当に感心するお話です。
     最悪悲惨だったのは戦争でトラック諸島にやってきた日本軍。兵器どころか食べ物もなく餓死者が相次ぐ中、小弁の住む水曜島では島民と陸海軍が力を合わせて楽しみながら自活する島に小弁が取り仕切っています。

     なお、2008年に先祖の高知をミクロネシア連邦第7代大統領となったエマニュエル・モリ、森小弁の曾孫が訪れています。
     また、小弁の力によるところもありトラック社会の日系人は全体の3割、1万6千人。しかし、母系社会か島民の気質か日系かどうかは全く関わりはないそうです。

     とにかく面白く読めましたが、最後の日本軍・参謀本部の馬鹿さ加減には悲しくなりました。

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