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  • from: yeshangさん

    2014年05月15日 21時39分36秒

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    「家守綺譚」 梨木香歩著 (新潮文庫)

    綿貫は、昔、同級生であったボート部の高堂が、湖で行方不明になって亡くなったが、その父親から娘のところで厄介になることになったのでと、高堂の住んでいた家を預かって住むことになります。表題の家守(いえもり)が始まります。

     庭は広くて二階建て、庭には疎水からの水が流れていて、池もあり、そばにはサルスベリの木があって、どうも木に好かれたよう。
     夜中に床の間の掛け軸からたびたび高堂がボートに乗って現れたり、河童やカワウソ、狸に狐、小鬼、住みついた犬などが出てきて、夢の中のようなお話です。
     以前に読んだ「植物園の巣穴」を思い出しました。
     話は、庭や付近のいろいろな植物に絡めて書かれています。

     子供のころからこれまでに見て来た夢を思い出させるような内容で、暇潰しに読んで面白い本です。

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