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from: H-2さん

2016年08月28日 07時58分04秒

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警察系特殊対オタクさんへの回答(複数)。

こんにちは。>この動画でSATが北の工作員にあっさりやられていますが、本物のSATもこんなにも雑魚なんですか?この動画は麻生幾の小説「宣戦布告」の映画

こんにちは。

>この動画でSATが北の工作員にあっさりやられていますが、本物のSATもこんなにも雑魚なんですか?

この動画は麻生幾の小説「宣戦布告」の映画版です。
映画の内容は小説を忠実に映像化しています。
この映画の原作が出版されたのは1998年です。
原作を読むと分かりますが、この作品に登場するSAT隊員は、決して無能としては描かれていません。

動画にも登場しますが、小説の中でSAT隊員が死亡した場面を確認すると、SATが武装工作員の潜伏している山間部で捜索を実施し、SATの狙撃員が工作員を発見、狙撃態勢を取りますが、狙撃の直前で総理大臣(諸橋総理)が狙撃中止を命令、その結果、SATの狙撃隊員は北の工作員に気が付かれ、ロケットランチャーの攻撃を受けて死亡します。

この小説のように、SAT隊員が工作員の姿を確認し、人質もいない状況で、ロケットランチャーを突き付けられて撃てない、という事は現実には無いでしょう。
以前、この掲示板に記載した愛知県の長久手町の事件で、SAT隊員が撃たれたにも関わらず、他の隊員が犯人の立てこもる家屋に射撃をしなかった理由は、人質に当たる可能性があったからです。
小説のような状況ではSATの狙撃員に正当防衛が成立し、人質もいないため、SATの狙撃員は法律に基づいて銃を使用することになります。

以上のように、現実のSAT隊員であれば狙撃をする状況なのですが、この作品でのSAT隊員は、現実にはあり得ないような不自然な総理大臣の命令を受け、狙撃をせずに死亡します。
小説でこのような展開になった理由は、この作品の主旨が、日本の読者に危機感を抱いてもらうこと、だからです。
日本にとって最悪の事態が発生するという想定なので、SATが工作員を制圧してしまうと話が発展しません。
この小説が出版された当時、日本には武装工作員によるテロ、ゲリラ戦を想定した対策法は無く、現場レベルでの自衛隊と警察の合同訓練は行なわれていませんでした。
著者の麻生氏はそのような当時の状況に警鐘を鳴らすために、この小説を執筆しました。
この小説の出版以降、危機感を感じた政府や国会議員により、有事関連法が制定され、自衛隊の治安出動を想定した警察と自衛隊の合同訓練が全国各地で行われ、現在に至ります。

>SATは日本警察最強部隊と信じていたのに...ここまで弱すぎるとは。

ですから原作の主旨を理解して下さい。
以前にも記載しましたが、警察の特殊部隊(SWAT)が、なすすべもなく全滅するという演出は、ハリウッドのアクション映画にも見られます。
その理由はSWATが悪役を制圧、逮捕してしまうと、主人公が活躍できないからです。
「宣戦布告」の場合は、作品中の日本政府が弱腰であるため、SAT隊員に死者が出て、ようやく陸上自衛隊の治安出動を決断します。
SAT隊員の死亡は自衛隊を出動させるための演出です。

なお余談ですが、麻生氏の執筆した小説には、SAT隊員がハイジャック機に突入し、テロリストを制圧する作品もあります。
確か「CO(ケースオフィサー)」という作品だったと思います。
また個人的な印象ですが、麻生氏の著書はノンフィクション作品の方が面白いです。
お勧めは「極秘捜査」という作品です。
オウム真理教事件での警察と自衛隊の行動を、驚異的な取材力で詳細に描いています。
この作品を読むと、日本の警察は判断を誤ることもありますが、総力を挙げると凄い組織だという事がよく分かります。

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7仔

from: 7仔さん

2018年01月27日 20時05分49秒

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今更失礼いたします。

「宣戦布告」のSATは、自衛隊の引き立て役に過ぎない存在と言ってもいいでしょうね。
いくら陸自との違いを明確にするためとはいえ、山林部でブルースーツを着用して任務に就くなど、ツッコミどころも目立ちます(普通は陸自と同じような迷彩服を着用する)。

SATが登場する作品でしたら、私なら「ホーク/B計画」を勧めたいですね。
オウム真理教がモチーフのテロ集団が香港で大暴れする内容なんですが、冒頭にSATも出てきます。

と言っても、おなじみの「バイザー付ヘルメット+ブルースーツ」の装備ではなく、迷彩防護服にガスマスクのNBC仕様。
実際にオウム事案に出動した自衛隊員や捜査員の格好を参考にしているんですよ。
多分、SATが迷彩服着ているのって、この映画ぐらいではないでしょうか?

ちなみに、冒頭のシーンは日本ではなく香港でロケされています。
装備類も香港のスタッフが用意したらしく、
・自衛隊1型に似せようと苦労したらしい自作迷彩服
・66式に似た鉄帽(てっぱち)
・ベトナム時代の米軍のボディーアーマー
・イスラエル製ガスマスク
と、ちょっと寄せ集めな感じです(まぁ、日本の作品に出てくるSATもそうですけど)。

また、銃器はおなじみMP5ですが、香港の寶力槍械公司が所有する実銃改造プロップが使われています。映画の中でのSATが実銃を使ったのも本炸だけでは?

そんなわけで、「宣戦布告」と並ぶ「SAT登場作品」として強く勧めたいです。

かなり脱線した内容で申し訳ございませんでした。

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from: H-2さん

2018年02月07日 22時42分34秒

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こんにちは、7仔さん(^_^)。
はじめまして、H-2といいます。
1月末から仕事が忙しく、返信が遅れました(^_^;)。
申し訳ありません<(_ _)>。

「ホークB計画」は観たことがありませんでした。
2000年に劇場公開されており、高嶋政伸氏も出演しているのですね。
機会があれば、ぜひ観てみます(^_^)。

今後も、よろしくお願いします。

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