こんばんは、MP5さん(^_^)。

＞警察関連の法律で、どれを改正すればSAT・SPを警察庁直轄にできますか？

警察法ですね。
日本の警察組織はこの法律に基づいて設置されています。
政府が改正法案を提出し、国会で審議して可決されれば改正は可能です。
ただし新しい組織を設立するのであれば、予算の問題などもありますから、改正は容易ではないでしょう。

＞SATを警察庁直轄にすれば、RATSなどの都道府県警の警備部突入部隊はどうなりますか？

そうですね。あくまで仮定の話になってしまいますが、SATが国家警察の所属になるとすれば、それまで準特殊部隊とされていた銃器対策部隊やRATSなどが、都道府県警察の最精鋭対テロ部隊になると思います。
ですから、特に最大の自治体警察である警視庁は「SATを取り上げられる」事にかなり反対するのではないかと思います。
SATの件に限らず国家警察を創設するとなると、様々な団体、組織から反対意見も出るでしょう。国民が充分な議論を行った上で、法律を改正していく必要があると思います。

H-2さん、ありがとうございます。
>５、６年前に比べて、警視庁や大阪府警察以外の警察では、特殊犯捜査係の体制が整い、装備も充実してきたという印象を受けます。
これは、警視庁SITや大阪府警MAATが中小規模警察を指導し、また指導を受けた捜査員たちが積極的に技術、装備を向上させてきたからだと思います。
愛知県警のSITが、去年の豊川信金立てこもり事件や今月の稲沢市のアパートの屋上篭城事件を解決できたのは、そのためだったのですね。
>政府や警察庁では、ずいぶん前から「本来は国が責任を持って行うべきテロ対策、重要施設警備、国家要人の警護などを、都道府県警察にやらせておいていいのか」という議論が行われています。
警察だけではなく、政府も「それは、まずい。」と思っていたのですか、驚きました。ということは、政権を担ってきた自民党や民主党は、このことを認識していますよね。
そこで、質問します。
・警察関連の法律で、どれを改正すればSAT・SPを警察庁直轄にできますか？
・SATを警察庁直轄にすれば、RATSなどの都道府県警の警備部突入部隊はどうなりますか？
長文ですが、よろしくお願いします。

こんばんは。
連日ニュースで取り上げられているボストンの爆弾テロの話題です。

本日、逃走していた爆弾事件の犯人が警察やFBIとの銃撃戦の後、逮捕されました。
犯人はチェチェン共和国出身の１９歳の男性とのことです。
周囲からは真面目な青年との評価があるようですが、素直であるがゆえに過激な思想の影響を受けてしまった可能性が高いです。
犯人は重傷を負っているので、最悪の場合は犯行に至った背景や他の協力者などが判明しない場合もあります。
何としても犯人を生存させて背後関係を解明する必要があると思います。
また今回の事件で、FBIやボストン市警察などの治安機関は、市民を外出禁止にした上で約６０万人が居住する地域を完全に包囲し、家屋を一軒ずつ捜索していたそうです。
大量の人員を投入し強権を発動したことが被疑者の逮捕に繋がったのでしょう。
日本でも重大テロなどの非常事態における有事法は存在しますが、今まで以上に法整備を行い権限を強化するべきだと思います。
勿論、権限が乱用されることは防ぐべきですが、平時の法的な手続きで重大テロへの対応を行っていては第二、第三のテロを発生させてしまう可能性があるため、治安組織が迅速な行動を取れるように、今後は法制度を見直していかなければならないと思います。

こんにちはMP5さん。
返信が大変遅れてしまい、申し訳ありません<(_ _)>。
私事で恐縮なのですが、４月の末まで仕事が落ち着かないため、返信が遅れてしまいました。

５、６年前に私が書き込んだ内容についてですね。

まず刑事部門についてですが、地方の小規模警察の捜査力を強化するには、管区警察局の機能強化や、道州制による州警察の創設が必要という考えは変わりません。
そのような大規模な組織改変は現在のところ行われていませんが、５、６年前に比べて、警視庁や大阪府警察以外の警察では、特殊犯捜査係の体制が整い、装備も充実してきたという印象を受けます。
これは、警視庁SITや大阪府警MAATが中小規模警察を指導し、また指導を受けた捜査員たちが積極的に技術、装備を向上させてきたからだと思います。
根本的な組織改変はいずれ必要になるでしょうが、現在は警視庁SITと大阪府警MAATが地元警察の突入を補佐する、という連携態勢をさらに向上させる必要があると思います。
また、警備部門に関しても私の考え方に変わりはありません。
補足的な話になりますが、政府や警察庁では、ずいぶん前から「本来は国が責任を持って行うべきテロ対策、重要施設警備、国家要人の警護などを、都道府県警察にやらせておいていいのか」という議論が行われています。
回りくどい言い方になってしまいましたが、要するに「特殊な警備分野に限定した国家警察を創設するべき」という議論です。
これも急激な組織改変をすぐに行うことは無理でしょうが、将来的に警察庁直属の国家警察が創設される可能性は高いと思います。
仮に国家警察が創設されれば、数年前に私が書き込んだように、おそらく都道府県警察の警察官から希望者を募り選抜して編成という形になるでしょう。管理職は警察庁の職員から出向という形になると思います。
これは警察官としての基本的な仕事が分からない民間人を、特殊任務である「国家警察」にいきなり採用するのは無理があるからです。
また、自衛隊と海上保安庁にも特殊部隊がありますが、これらの組織に所属する隊員は当然ながら国家公務員です。
国のテロ対策を担当する特殊部隊が、形式的とはいえ都道府県警察に所属し、隊員の身分が地方公務員というのは世界的に見ても不自然なため、特に「SATを国の所属にしたほうがよいのではないか」という議論は、政府や警察庁、警察庁OBにあるようです。

こんにちは、今日は個人的に聞きたいことがあるので質問します。
H-2さんは、5〜6年前に
・SAT･SPは警察庁警備局直轄にして、人員は都道府県警から選抜する。
・都道府県警の刑事部突入班は、道州制が決まるまで管区警察局に吸収して常設の突入班を創設し、人員は管区内の府県警から選抜する。
という考えでしたが、今もこの考えでしょうか？　
よろしくお願いします。後、レターのことは忘れてください。すみません。