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独断と偏見で楽しむイタリア芸術

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  • from: シニョレッリさん

    2013年02月10日 07時54分53秒

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    美術館・教会巡り(96) ラヴェンナ市立美術館

    サンタ・マリア・イン・ポルト教会の旧修道院にラヴェンナ市立美術館があります。

    教会の向かって右にある建物が市立美術館です。
    サンタ・マリア・イン・ポルト聖堂については、既に美術館・教会巡り(76)で触れているので、ご興味のある方は参照願います。

    現代風な馬のオブジェがあるので、現代美術館と誤解しそうです。

    美術館のほぼ全景です。美術館前の広場は花が一杯で、よく整備されています。

    美術館の正面入り口です。
    イタリアの市立美術館としては歴史が古く、1829年に開設されたそうです。この場所に展示されるようになったのは1972年との事です。

    展示は現代の絵画・彫刻から初期リナシメントまでと非常に幅広いのが特徴です。現代漫画や奇怪な彫刻・置物も展示されているので、度胆を抜かれます。
    リナシメント・バロッコ期の絵画の中には、ナポレオンのラヴェンナ地方侵攻によって、一旦フランスに持ち去られ、その後、返還されたものが少なからずあるそうです。返還されていない作品は例によってルーブルで展示されています。
    この日(2012年10月)は1900年台初めに活躍したカルロ・コルシの特別展を開催していましたが、私にとっては少ししっくりしませんでした。

    ここから入館します。
    モザイクの展示は無かったと思います。入館して直ぐの展示室は現代、近代ものなので、それらが嫌いなファンは落胆して途中で退館してしまう人が多いそうですが、是非先に進んでリナシメント期の傑作の数々を堪能しましょう。
    残念ながら、中は撮影禁止です。

    あっらら! カラヴァッジョの「聖トマスの不審」があるではないですか。
    良く見たら、カラヴァッジョ作品のコピー画でした。可なり出来の良い複製です。本物はポツダムにあるので、私は一回しか本物を見てません。コピーでも妙に感激してしまいました。

    バルバラ・ロンギの「アレッサンドリアの聖女カテリーナ」です。バルバラはマニエリスム期にラヴェンナで活躍した女流画家で、ルカ・ロンギの娘です。
    この美術館にはルカ・ロンギの作品が数多く展示されています。
    残念ながら、この美術館の作品画像がこれ以上見つかりません。
    何時ものように、この美術館で私が傑作、秀作と思う作品リストを載せることにしましょう。
    チーマ・ダ・コネリアーノ:「聖母子」(これには感激です、傑作!!)
    マルコ・パルメッツァーノ:「キリスト生誕」「男の肖像」
    マッテオ・ディ・ジョヴァンニ:「聖母子と聖ジロラモと聖女バルバラ」
    ロレンツォ・モナコ:「磔刑と聖人たち」
    グエルチーノ:「聖ロムアルド」
    パリス・ボルドン:「キリストの復活」
    バルトロメオ・モンターニャ:「洗礼者ヨハネ」
    アントネッロ・ダ・サリバ:「聖母子」(非常に小さな作品)
    ジロラモ・ダ・コティニョーラ:「聖人たち」
    ジョヴァンニ・ダ・ボローニャ:「聖母子と四聖人」(帰属)
    カミッロ・プロッカッチーニ:「聖ジャコモ・ミノーレと聖フィリッポの殉教」
    タッデオ・ディ・バルトロ:「受胎告知する大天使ガブリエル」「受胎告知される聖母」

    満足感一杯で美術館を出て、広場からローマ通り方面を撮りました。

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