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from: シニョレッリさん
2013/08/05 09:47:17
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街歩き(28) カステルフランコ・ヴェネト
カステルフランコ・ヴェネトは、人口約34,000人のヴェネト州トレヴィーゾ県のコムーネです。単にカステルフランコがコムーネ名でしたが、同名のコムーネがエミリアにもあるので、区別するために何時しかヴェネトが下に付くようになったようです。

例によって、駅から街歩きを始めます。
カステルフランコは、ヴェネツィア~トレント線、ヴィチェンツァ~トレヴィーゾ線、パドヴァ~カラルゾ線の3線が通る鉄道の要衝です。
駅舎です。
カステルフランコは、画家ジョルジョーネの生地として、また一辺が230mの正方形の城壁がある街として有名です。
駅から延びるVia Brigata Cesare Battistiですが、右側に見慣れた看板が・・・
驚きです!2009.12.12から2010.4.11まで開催されたジョルジョーネ展の案内が未だ捨てられずに掲げられていました。この日は2013.4.29ですよ。
この前にカステルフランコ・ヴェネトに来たのは、正にこのジョルジョーネ展が開催されていた3年前の3月末でした。
青葉若葉が美しい通りです。
緑の並木道を越えました。
Borgo Trevisoです。今にも泣きだしそうな空模様です。
所々に水路があります。
旧市街が見えてきました。
コムーネのシンボル「市の塔」です。左のホテル・アッラ・トッレに泊まりました。
これを撮っておけば、後で助かります。
城壁が見えます。
城壁を囲む堀です。
「市の塔」を潜って城壁内に入りました。
城壁内を貫くVia Francesco Maria Pretiです。F.M. Pretiは大聖堂を設計した人です。
通りを進みました。
Piazza San Liberaleです。この街の守護聖人が聖リベラーレなのです。
大聖堂は既に美術館・教会巡りで触れました。
ついでにジョルジョーネの傑作をもう一度載せます。
博物館となっている「ジョルジョーネの家」です。ここがジョルジョーネ展の会場でした。
「ジョルジョーネの家」となっていますが、ジョルジョーネの生家ではありません。この建物はペッリッツァーリ家の邸宅で、ここでジョルジョーネが先ほどの祭壇画などの制作をしたと言われています。
Casa Rainatiです。
広場に庭園が設けられています。
庭園の花。
大聖堂を出たら雨が降っていました。
市役所です。
Via F.M. Pretiを西に進みます。と言っても、城門から城門まで僅か230mの距離です。
(その2)に続きます。
コメント: 全1件



from: シニョレッリさん
2013/08/06 07:56:10
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街歩き(28) カステルフランコ・ヴェネト (その2)



































正方形の城壁の街と言っても写真でそれを表すことが無理なので、地図を載せましょう。
観光案内所で貰った地図です。
この四角の部分が城壁に囲まれた所です。
門が見えてきました。
振り返ると「市の塔」が見えます。その距離は僅か230mですから、門から門まで歩いても5分もかかりません。
道幅に比べて門の所だけ狭くなっているので、門は信号によって交互通行となっています。
Porta del Musileです。傘と地図、そしてカメラを持っているので、曲がって写ってしまいました。
12世紀建造の門ですが、門を潜った所に観光案内所があります(左の建物)。
門の先に延びるBorgo Vicenzaです。この道を行けば、宿敵チッタデッラの街があります。
城壁です。
城壁の周囲に堀が巡らされています。
城壁の四隅に堅固な要塞があります。
この城壁を建造したのは都市国家トレヴィーゾで当時の宿敵パドヴァに対抗する前線基地として、1195年に建造したものです。一方、宿敵パドヴァは円形の城塞都市チッタデッラを作ってトレヴィーゾに対抗したのです。
1329年、カステルフランコはヴェローナ領に併合されましたが、その10年後、ヴェローナ、トレヴィーゾはヴェネツィア共和国に併合されてしまいました。一方のパドヴァも1405年にヴェネツィアに併合されて、カステルフランコ、チッタデッラの両城塞都市としての役目は終焉を迎えたのです。
Via Cazzaroです。
広場とも言えそうな広い道です。
狭い旧市街でも他人に頓着せずに傍若無人に運転するイタリア人の、この広い道の凄いスピードには呆れました。
ジョルジョーネ広場です。
ジョルジョーネ広場は公園になっています。
広場前の通りです。
雨が降り続いて、靴の中が濡れてきました。
Borgo Monte Grappaです。
ジョルジョーネ像がありました。
ジョルジョーネ像はこれくらいにしましょう。
市の塔が見えてきました。
ポルティコに退散です。
街歩きを始めて、未だ一時間しか経ってません。
ホテルに戻りたくなりましたが、チェックインには早過ぎます。
Corso XXIX Aprileです。4月29日は何の日?
天気が良ければ、上ることが出来る城塞があるとの事ですが、この悪天では無理のようです。
この辺では堀ではなく水路となっています。
雨脚が強くなってきました。
水量が多くなってきました。
Borgo Pieveです。
この先にFS駅があります。
駅に近づくにつれ、新しい建物が多くなってきました。
サンタ・マリア・デッレ・ピエーヴェ教会を拝観しました。この教会は美術館・教会巡りで既に触れました。
とうとう強い雨脚に我慢出来ずにホテルに戻りました。
これで、この項を終わります。
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