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独断と偏見で楽しむイタリア芸術

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  • from: シニョレッリさん

    2014年04月20日 08時23分25秒

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    リナッシメント芸術家(51) Enea Salmeggia, detto il Talpino

    ルネサンス最後期にベルガモ、ミラノなどで活動した画家エネア・サルメッジア通称イル・タルピーノを取り上げます。

    Enea Salmeggia, detto il Talpino(1546/1558-1626ベルガモで没):生まれた年については1546年、1558年の他に1565年説もあって、定かではありませんが、ベルガモ近くのNembroで生まれたようです。
    生年が分からないと同様に、彼の生涯についても明確な記録が限られているので良く分っていないのです。特に画風形成の過程、つまり修行などについても良く分っていませんが、カンピ一族に師事した後、プロカッチーニ工房で修業したとされているようです。一時期、彼は「ベルガモのラファエッロ」と呼ばれたことから、ローマに出てラファエッロに師事したとの説がありますが、彼の作品からはラファエッロの影響が殆ど認められないので、この説は違うと言うのが定説のようです。
    初期の画風がプロカッチーニのスタイルだったことから、プロカッチーニ工房で修業したとの説が有力とされているようです。
    ベルガモで工房を構得ましたが、相当繁盛したようです。その頃から彼の画風は次第にベルガモ時代のロレンツォ・ロットのスタイルに徐々に転じました。
    彼の娘クレアも画家になりました。

    では、彼の作品画像を見ることにしましょう。

    ミラノのブレラ絵画館

    ブレラ絵画館にある「十字架降下」です。
    ブレラには、この他に「玉座の聖母子と聖人たち」もあります。

    ベルガモのカッラーラ美術館
    長らく修復工事の為休館中ですが、一体全体、再開館は何時になるのでしょうか。昨年の今頃、2014年4月の開館予定とされていましたが、未だ休館中のようです。

    カッラーラ美術館にある「本を手にして座っている紳士の肖像」

    ベルガモのサンタ・マリア・マッジョーレ教会です。

    ベルガモ、サンタ・マリア・マッジョーレ教会にある「マギの礼拝」(1595)です。彼の代表作とされます。

    Fiorano al Sano(ベルガモ県のコムーネ)のサン・ジョルジョ教会にある「ロザリオの聖母」

    彼の生地Nembroのサン・マルティーノ教会は、彼の作品の宝庫で、全部で27の作品があるので有名ですが、私はまだ行ったことがありません。

    ロレンツォ・ロットは1557年、ロレートで没したので、イル・タルピーノと直接の接点は勿論ありませんが、ロットの作品巡礼を行ううちにロット・スタイルの彼の作品が目に留まるようになりました。有名ではありませんが、私が好きな画家の一人です。

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    Yuko ぐら姐

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