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独断と偏見で楽しむイタリア芸術

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from: シニョレッリさん

2015年03月20日 15時57分21秒

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カポディモンテ美術館のラッファエッロの作品

2月末、カポディモンテ美術館に行きました。毎回、一応テーマを定めて旅をしてまして、今回はパレルモからミラノまでカラヴァッジョの作品を出来るだけ多く見た


2月末、カポディモンテ美術館に行きました。
毎回、一応テーマを定めて旅をしてまして、今回はパレルモからミラノまでカラヴァッジョの作品を出来るだけ多く見たい、そして、もう一つは昨年写真撮影が解禁となった国立美術館で展示されている作品の写真を撮ることでした。

カラヴァッジョの作品はナポリに3つあります。その一つが、この美術館にある「キリストの鞭打ち」です。
でも、その作品はこのトピックとは関係ありません。

トピックの題名の「ラッファエッロの作品」は、この作品のことです。

作品のこれを見て、「あれっ」と思いました。
ラッファエッロの作品が何処にあるのか、については大体覚えており、この美術館にあるラッファエッロ作品も記憶していたからです。
「ふーん、きっと新たに所有したんだ」と思いながら、初見のラッファエッロ作品をじっくりと鑑賞しました。
そのうちに、「何処かで観たかもしれない」と思うようになりましたが、何処だったのか思い出せませんでした。
戸惑いながらも、「ラッファエッロの初めて見る作品を見ることが出来てラッキー」と思いながら、この作品を後にしました。

上記のラッファエッロの作品の左隣にあった作品です。

ジュリオ・ロマーノの作品ですね。

これは、上記のラッファエッロの作品の右隣にあった作品です。

ダニエーレ・ダ・ヴォルテッラ作の肖像画です。

ダニエーレ作の肖像画の右横に展示されていた作品です。

この作品は記憶してました。
帰国後、過去の鑑賞メモを参照しながら、撮ってきた作品の写真と照合しました。どうしても『初見』のラッファエッロ作品が気になっていたからです。
展示室や展示作品の順番などが変わることは度々なので、それが変わっていれば、調べても無駄と思いながらでした。
幸運なことに展示作品の順番が変わっていないことが分かりました。
そうして、「ラッファエッロの作品」は、以前、「ジュリオ・ロマーノ」の作品とされていたことが分かりました。
作品の帰属に関する研究が進み、ラッファエッロの作品とされたようだと推察しました。

ラッファエッロの「新作品」に思いを馳せながら、美術館を後にしました。

ところが、偶然にもcucciolaさんのブログ「ルネサンスのセレブたち」に、この作品について書かれていたのです。
それを目にした途端、目から鱗でした。この作品の背景が分かりました。
cucciolaさんに乾杯です、有難うございます。

「ルネサンスのセレブたち」のURL
http://blog.livedoor.jp/cucciola1007/

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from: cucciolaさん

2015年03月25日 22時57分58秒

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シニョレッリさま、

遅ればせながら、こちらにも参上いたしました。
リンクを貼っていただき、心から感謝申し上げます。
ラッファエッロに限らず、作者が特定できない作品というのは非常に多いのですね。今回は「科学がそういったから」という副題がついていました。特にジューリオ・ロマーノとラッファエッロの作品は、なかなか区別が難しいというのはこちらで画集を眺めていてもわかります。ブロンズィーノとアッローリなんかもそうですが。
イタリアにいながら、本物を鑑賞する努力を怠っている私は恥じ入るばかりですが、これからもよろしくお願い申し上げます。

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from: ぐら姐さん

2015年03月26日 12時50分06秒

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cucciolaさん、

初めまして。
先日、シニョレッリさんがこちらにURLを貼り付けてくださって、
cucciolaさんのブログにお邪魔いたしました。
多岐にわたり興味深いことが書かれていて、
楽しく拝読いたしました。
これからもちょこちょこと覘かせていただこうかと思っています。

このサークルでのシニョレッリさんとcucciolaさんのやりとりも楽しみです。
私は、ただのイタリア好きで、美術に関してはト素人なので、
もっぱら拝見するだけなのですが、どうぞよろしくお願いいたします。

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from: シニョレッリさん

2015年03月26日 09時43分56秒

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cucciolaさん、初コメント有難うございます。

作品の帰属は専門家に任せるよりありません。

親方は、何人かの弟子を抱えた工房を運営しながら、作品制作に従事したので、弟子たちは親方そっくりに手伝う必要があったのだと思います。だから、独立したばかりの親方となった弟子の初期の作品は、どうしても師事した親方の画風に近似したものになり易く、作品の帰属を巡って混乱が生じるのだと思います。

ポントルモの初期の作品は、師匠のアンドレア・デル・サルトそっくり、中でも女性の顔をアンドレアの奥さんそっくりに描いた作品があって、それを見たとき思わず笑ってしまいました。

作品帰属巡って、私が最も興味がそそられるのは、レオナルド・ダ・ヴィンチと彼の高弟だった画家たちの作品です。19世紀頃までレオナルドの作品とされていた、弟子たちの作品をミラノでよく見かけますが、何故なのか、興味が尽きません。

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