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独断と偏見で楽しむイタリア芸術

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  • from: シニョレッリさん

    2016年07月18日 14時16分26秒

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    ルネサンス芸術家(75) フランチェスコ・アルバーニ


    フランチェスコ・アルバーニの「自画像」(1635c) ボローニャ国立美術館蔵

    フランチェスコ・アルバーニまたはアルバーノ Francesco Albani o Albano (1578年3月17日または1578年8月17日ボローニャ生まれ~1660年10月4日ボローニャで没)は、ボローニャ、ローマ、ヴィテルボ、マントヴァ、フィレンツェなどで活動したバロック画家です。
    絹織物商を営む裕福な家に生まれ、家業を継ぎことを期待されていましたが、幼いころから絵を描くことが得意で、本人も画家になることを強く希望したことから、父が折れて、12歳の時にマニエリスム画家のデニス・カルヴァートに弟子入りしました。
    デニス・カルヴァート工房で修業中に、同じ工房に出入りしていたグイド・レーニと知り合い、グイドからカッラッチ一族のアッカデミアで学ぶことを勧められました。
    アンニーバレ、ルドヴィーコ、アゴスティーノのカッラッチ一族が運営していたアッカデミアは、グイド・レーニの他にグエルチーノ、ドメニキーノ、ランフランコなど多くのボローニャ派画家を輩出しましたが、フランチェスコもその中の一人になりました。やがて、アッカデミアで最も熱心な生徒になりました。
    ボローニャ派画家の多くがローマに赴きましたが。フランチェスコも同じくローマに移り、ローマで古典芸術を学んで、その成果を自分の画風に取り入れ、神話や逸話、更に伝統的な寓意を軽妙で豊かな色彩で描くことで成功を収めました。当時のローマで有名なパトロンに気に入られ、パラッツォのフレスコ画や装飾画など数多くの注文を受けました。
    しかし、その成功で満足したのでしょう、それ以降の発展性は殆ど発揮されず、時に無味乾燥な気取りに堕して、その名声とは裏腹に後半生には見るべき作品があまりない画家になってしまいました。
    ボローニャのアッカデミアで自己の修業中に画家の育成法に習熟したと思われ、そのせいで彼の門から後世に名が残った弟子はアンドレア・サッキ、バルトロメオ・モレッリ、カルロ・チニャー二、ジャチント・ベッリーニなど10指を下らないでしょう。
    ルーブル美術館は彼の作品を好んで収集したようで、15点以上の作品があります。
    では、彼の作品を見てみましょう。

    「ヴィーナスの水浴」 ボローニャ国立美術館蔵

    「玉座の聖母子とアレッサンドリアの聖カテリーナとマグダラのマリア」(1599) ボローニャ国立美術館蔵

    「栄光の聖母子と聖ジローラモと聖フランチェスコ」(1640c) ボローニャ国立美術館蔵

    「栄光の聖母子と洗礼者聖ヨハネと聖フランチェスコと聖マッテオ」(1639-43c) ボローニャ国立美術館蔵

    「キリストの洗礼」(1620-24c) ボローニャ国立美術館蔵

    「アモルのダンス」 ミラノ、ブレラ絵画館蔵

    「聖母の誕生」(1598) ローマ、カピトリーノ美術館蔵

    「悔悛のマグダラのマリア」 ローマ、カピトリーノ美術館蔵

    「聖母子と2天使」 ローマ、カピトリーノ美術館蔵

    「聖母子」 ローマ、カピトリーノ美術館蔵
    作品の写真を探すのが大変なので、この辺でご勘弁を!

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