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独断と偏見で楽しむイタリア芸術

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  • from: シニョレッリさん

    2016年09月03日 10時21分34秒

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    美術館・教会巡り(487) ヴィテルボ、サンタ・ローザ教会


    城壁沿いの道から教会のクーポラが見えます。

    クーポラはサンタ・ローザ教会のものです。

    サンタ・ローザ通りの坂の上の突き当りに教会があります。

    1235年にこの地に建てられたサンタ・マリア教会が前身です。

    教会の完成後、恐らく数年後に修道院が併設されました。

    その修道院で修業し、この場所に住みながら数々の善行を行ったのが聖ローザ(1233‐1251)です。

    聖ローザが住んでいたCasa di Santa RosaはMuseoとして一般公開されてます。私が行った時は休館中でした。

    1258年、当時の教皇アレクサンドル4世によって、聖ローザの功績を称えるために教会の名称がサンタ・ローザ教会に改称されました。

    14世紀半ばに旧サンタ・マリア教会の建物は取り壊され、二代目の建物が15世紀中ごろに完成しました。
    二代目の建物は18世紀の地震による被害、更に老朽化が進んだので、19世紀前半に取り壊され、その上に三代目の新古典様式の建物が建てられて1850年に完成しましたが、それが現在の姿となってます。奉献は1850年8月25日に執り行われました。
    クーポラは1913年に建設されました。

    三廊式、新古典様式の内部です。

    左側廊

    右側廊

    この教会にあった貴重なフレスコ画や祭壇画は市立美術館で見ることが出来ます。

    と言うことで、現在の見所は数か所に留まります。

    主祭壇

    主祭壇画は、フランチェスコ・ポデスキ・ディ・アンコーナ(1812‐1855)の「聖ローザの昇天」(1851)

    後陣の装飾

    祭壇横にある磔刑像は17世紀のものですが、制作者が不明です。

    クーポラのフレスコ画は、二代目の建物のクーポラに描かれたベノッツォ・ゴッツォリのフレスコ画を模したものと言われてます。

    ジュゼッペ・ピーコ・チェッリーニによって制作されたフレスコ画(1913)
    四隅は四福音書記者が描かれてます。

    「聖マルコ」

    「聖ジョヴァンニ」

    ドイツ人画家Michele Wittmerの「聖母子と聖人たち」(1845)

    19世紀のヴィテルボの逸名画家による「聖ローザの功徳」

    これが有名な「サンタ・ローザの多翼祭壇画」です。

    フランチェスコ・ダントニオ・ザッキ・ダ・ヴィテルボ通称イル・バッレッタ(1419?-1476c)が1441年に制作したそうです。

    中央パネルの「玉座の聖母子」

    「ロレートの聖母」(詳細不明)

    ジュゼッペ・シニョレッリの「聖ジュゼッペの死」(1830)

    聖ローザの遺体が安置されてます。この遺体があるので、この教会は巡礼地となっているのです。
    1457年、当時の教会カッリスト3世によって列聖されました。

    祭壇前から見た出入口方向です。

    次は修道院です。

    修道院の入り口です。拝観しましたが、中は写真不可なので写真がありません。

    外に出ました。

    (おわり)

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