「Re:一部の不満分子に大義名分を与える、ということです」
国民新党、新党日本、新党大地…。
いずれも、どんな政策をとったとしても耐えうる党名だな。

「一部の不満分子に大義名分を与える、ということです」

名前が名前だと、多数の党員が一時的に主義を曲げることに同意するような懸案であっても、それは党の存在理由の否定だ、と糾弾されてしまう。大義名分を党名主義者側が持つことになる。

党名のいかんに関わらず、国民の為になるほうに賛成する、ということを、あらかじめ党の規則に明記しておけばいいのかもしれないが、それをやると存在が希薄になる党名ではそれはできない。



「名は体を現すというが、その名が偽りならば、その存在も偽りだということになるのかもしれない」 ギルバート・デュランダル

「Re:「物化」の恐ろしさ」

> 名は体を現す。カンバンの重みは、そこに所属する人間の考えを拘束してしまうものです。これを「物化」という。
>

う〜ん、そうかもしれませんね。
だとしたら、中庸な、どうにでもとれる名前にするしかないん
ですかね。
確かに、「民主党」は、労組依存の党に振れても財界寄りの党
に振れてもどっちもアリだな。

私は、日本平和党（仮名）が「軍備増強によって平和を維持す
る。残念ながら、今はそのときだ。」と主張しても、みどりの
党（仮名）が１０回に１回くらい環境保護を後退させるような
政策を出しても許せるけどなあ。そういうやつは私ぐらいかな
あ。右翼愛国党（仮名）が天皇制廃止を訴える、ということは
万にひとつもないだろうけど。

「「物化」の恐ろしさ」

ＳＩさん

> 「わが党としては苦渋の決断になるが、現状では
>軍備増強を進めざるを得ない」と主張したってかま
> わないと思います。

ＲＥＳ

そういう決断や論議ができるのであれば問題はないのだが、実際には「日本平和党」というような名前の政党では、それはできなくなるだろう。

なぜならば、そんなことを言うのなら、平和党から出て行くべきだ、とか、それを肯定すれば我が党は平和党ではなくなる、とか言い出す分子が必ず存在するからです。

そうなれば、討論して「苦渋の英断」を成すことなど不可能になり、党を割らないために論議自体を行なわない状態にならざるをえない。ちょうど旧社会党が非武装中立論を健全なものに修正することができなかったように。

名は体を現す。カンバンの重みは、そこに所属する人間の考えを拘束してしまうものです。これを「物化」という。