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  • from: 一久さん

    2006年01月25日 20時45分02秒

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    ちょっこっと感想

    【全体主義の起原】 第二巻 帝国主義

    あと、百ページほど残っているが、面白い記述があったので。

    【ボーア人について】

    ボーア戦争、というものについては、中学校の教科書でご存じだろうと思うが、ではボーア人とはどんな人々であったと思っているだろうか。南アフリカに定住した白人というのは教科書にもあると思うが、その生活様式については?

    この本の中に出てくるボーア人は、我々が知らず知らずのうちに想像していたボーア人の概念とはまるで違っている。ヨーロッパの白人であるから、それなりの文明社会を作っていて、その社会があとからきたイギリスという文明と衝突した、我々はそう考えてしまいがちである。

    ところが実際は、ボーア人は文明を作らなかった。逆に、アフリカの未開文化に埋没していったのであった。彼らは原住民から搾取するだけで、文明を持ち込んで改良社会を作ろうとはしなかった。つまり、彼ら自身がアフリカの白い土人になっていった。原住民からみても、ボーア人は(その銃器の保持によって)酋長の上に位置するもの、神に近い支配者としか映っておらず、侵略者というよりも土着酋長の延長でしかなかった。

    ボーア戦争というものも、ダイアモンドと金坑を巡っての文明的な衝突というものではなくて、文明を持ち込もうとするイギリスと、それを嫌うボーア人との紛争であった。ゆえに戦争の結果、鉱山をイギリスにくれてやるかわりに、奥地にいままでと変わらない未開社会をボーア人に保証することになったのは、彼らにとっては政治的勝利以外のなにものでもない。

    教科書は、イギリス人に鉱山を取られ、奥地に追いやられたというのだが、それこそが、ボーア人の本当の望みだったのだ。

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