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  • from: 一久さん

    2006年04月08日 22時19分46秒

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    利権だけではない自民党の求心力

    【自民党の求心力】

     自民党も民主党と同様、様々な意見を持った人の寄り合い所帯であるが、民主党と違うのは「政権」とそれに伴う「利権」という求心力を持つことだ、とかTV論客氏らはいう。が、それだけではない。というか、利権による求心力で集っている人もいるが、それ以外の求心力もある。そういうものに引かれて自民党にいる人もいるのである。

     それはなにかというと、目立つということ。自民党の議員として何かを言えば、それだけでよく目立つ。自分の意見を世間に知らしめることができる。たとえ党内の少数派として自分の意見が通らなくても、アピールする機会には恵まれる。そのために党に所属するのだ。

     本来、二大政党制のような全体の国民を代表する政党というものはそういう機能でこそ結びついているべきものであるのだから、彼らのような考え方は全く正当である。

     その代表格が、小泉首相その人である。彼がピンチに際していつもいう言葉は、「いやなら小泉を辞めさせればいいじゃないか」というものである。マスコミや古い政治家達は、これを単なる恫喝や居直りとしてしか見ていないようだが、じつはこれこそ小泉氏の本心である。自分の意見をアピールする為に政党に所属している彼にとっては、辞めさせられても、それによって自分の意見が世間に知れ渡るのであれば、それだけで満足できるのである。

     小泉氏よりもさらに自覚の薄い例としては、杉村太蔵氏が挙げられよう。「料亭に行きたい」という言葉は、自民党議員が言うから世間にアピールした。

     逆に、このような結びつき方を全く理解できないのが、亀井静氏であろう。政権・利権による結びつきしか考えられない彼には、「小泉は結局は頭を下げて来る」としか思えなかったし、自民党を追い出されるとも考えられなかった。それが政権の維持を最優先するものにとっては当然のことだったからだ。

     だが、小泉氏にとっての政党とは、利権の求心力ではなく、自己アピールの場としての求心力として存在するものである。だから、反対することには問題はない。小泉自身ずっと、反対派少数勢力だったのだから。だが、党議拘束には従わねばならない。それを破るものを許すことはできない。「批判は自由である。されど服従せよ」ということだ。

     民主党にないのは、利権の求心力だけではない。アピールする場所としての求心力もまた、同党にはないものだ。各自が意見を自由にぶつけ合えば、分裂してしまうのではないかという妄想に怯えて、自由な討議ができない政党になってしまっている。それによって、アピールする場所としての魅力を失ってしまっている。永田氏のような拙速が起こる根本原因もまた、ここにあるのではないか。

     政党内において十分に意見を闘わせることができない議員達は、自己アピールの場所として唯一許された相手、すなわち政府自民党に鬱憤をぶつけるしかない。話を聞いてくれるのは自民党だけだという倒錯した事態に彼らは置かれているのだ。

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