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  • from: 一久さん

    2008年11月30日 07時17分01秒

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    老後不安の根本原因

    相当の貯金があっても、老後の資金にため込み続ける人が多い
    のだそうな。

    そこまでいかなくても、将来への不安から貯蓄に励むのは一般的
    な日本人の行動であるようだ。

    だから政治は、それを払拭するような政策を採らねばならない、
    と言われて久しい。

    しかし、肝心なことを考察し忘れているように思える。

    つまりそれは、なぜ将来に不安を感じるのか、である。

    特に、日本人だけがより強く。

    日本よりもはるかに貧しい国も、アメリカのような同等以上の国も、
    その国民は、かくも大きな不安感は抱いてはいまい。

    もしかすると、北朝鮮の人々でさえもそうかもしれない。

    日本人が老後に対して大きな不安を抱く理由は、世間で流布されて
    いるような表面的・条件的(物価とか医療費とか)なものではなくて、
    もっと深いところにその真因があるのではなかろうか。

    私にはそれが、日本人の「足し算信仰」にあると思われる。

    つまり、日本人は資産を食い潰していく生活、預金が減っていく「だけ」
    の生活に、精神的に耐えることができないのだ。

    つねに「実入りを増やす可能性」を持っていなければ不安でしょうがない。
    フランス人のように、成算が立てばハッピーリタイアメントする。などと
    いう感性は持ち合わせていないのである。フランス人は「引き算信仰」だと
    言えるかもしれない。

    そういう日本人にとって、定年を過ぎて仕事がない状況というのは、考える
    のも恐ろしい事態である。

    収入を増やす可能性が無くなることは、核兵器が飛んでくることよりも
    恐ろしい。これが日本人の感性である。

    働いて収入を増やす道はふさがれてる。

    入ってくるのは年金だけ。 それも減額見直しはあっても、増えることは
    有り得ない。

    このような事態にあっては、貯蓄に励み、「引き算」に耐えることのできる
    だけの資産を作るべく励むようになるのは当然のことであろう。

    しかし同時に、いくら貯金を増やしても、決して安心することはないのである。
    もともと「引き算」には耐えられない精神構造を日本人は持っているのだから。

    ゆえに、日本政府がなすべき政策は、年金額を増やしたり減らしたりといった
    給付問題ではなくて、「死ぬまで働ける社会を作る」という就労政策でこそ
    あらねばならない。

    老後も自分の意志さえあれば、いつでも働ける収入を得る道がある、という
    状況でこそ、日本人は初めて安心感を持てるのである。

    ということで、60歳以上は誰でも無条件に国家公務員として就業できる
    ようにすればよい。むろん、労働時間等を考慮せねばならないが。

    健康な人には十分な報酬の得ることができる仕事量を与え、そうでない人
    は時間や作業を軽減し、かわりに公務員宿舎の優先使用を便宜する。

    強き人、優秀な人は仕事と報酬を増やせる機会となるし、そうでない人に
    とっては、福祉を受けるという意味合いを持っている。できる範囲で仕事
    をする、という条件付きであるが。

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