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  • from: 一久さん

    2010年03月13日 07時01分19秒

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    坂本竜馬 と 東大

    小室直樹 著 「偏差値が日本を滅ぼす」 カッパビジネス


    なんどか紹介したこの本は、教育問題を考えるうえで、このうえなく貴重なもの
    である。

    この本にかかれてあることから、少し述べてみよう。


    戦前の大学において、東大はトップではなかった。

    ではどこがトップだったか?

    陸兵・海兵学校である。学校で一番の生徒、それも文武両道にすぐれた子が、陸兵
    に入り、二番の子が一高(東大)に進学したのである。

    さらに、神戸・横浜の両商高の卒業生は、東大出よりも出世することが少なくなかった。

    しかし、真のエリートは、陸兵にも東大にも行かなかった。

    彼らは、地元の師範学校にいって教師となり、カントリージェントルマンの生活を
    送ったのである。

    十分な資産と頭脳に恵まれた人間は、このような悠々自適の生活を送るものであり、
    東大に入って役人として出世する、などというのは、かわいそうな貧乏人に与えられ
    たわずかな望みでしかなかった。

    であるからこそ、この時代には、資産家が同郷の貧乏人の子供に学資を出してやると
    いうような例が相当にあったのである。

    今の世の中で、こういうことがあるだろうか?

    むしろ、資産家の両親は、あの貧乏人の伜になんぞ負けるな!とばかりに、自分の子供
    に家庭教師をつけたりするのではないだろうか。

    なんども言うようだが、この本は読んでおいて損はないものです。

    _____________________________________________________________________________

    話は変わるが・・・


    知識や学問は重要だし、それを試験という客観的な方法で試すことも良いことだ。

    だが、能力があるか、良い仕事をするか、さらには社会の為になにかができるか、と
    いうことと、試験で良い点をとることには、残念ながらあまり関係はない。

    そうであればこそ、東大出でない我々が、東大出のエリート官僚のやってることに、
    文句をいうことができるわけだし、東大を出てもオーム信者になる人間もいるわけで
    ある。鳩山総理みたいな人間も出てくる・・・


    坂本竜馬が大きな仕事をしたことは確かだが、彼の知識が同時代の他の侍に勝ってい
    たわけでは決してない。

    和漢の知識はもとより、洋学にしたところで、竜馬など足元にも及ばぬ西洋通はいく
    らでもいた。

    しかし、回天の事業は竜馬なしにはあり得なかった。

    なぜこんなことになるのか、といえば、要は、とらわれなかったからだ。

    物事に捕らわれていれば、どんなに豊富な知識や優秀な頭脳を持っていても、その人
    は愚物である。

    エリート官僚が、我々凡夫に馬鹿にされるのも、彼らが官僚機構というものに捕らわ
    れているからだ。

    安藤百福は、カップラーメンの開発において、いくつもの新しい発想を思いついた。

    その度に、彼は自分自身にいう。

    「ここでもまた、常識に捕らわれていたのだ!!」と。

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