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  • from: 一久さん

    2010年08月27日 06時28分42秒

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    中国が消費大国になるとき

    【かつて日米貿易摩擦が言われたころ】

     日本とアメリカの、一人頭のGNPが同じであれば、人口が日本の
     二倍であるアメリカは、常に貿易赤字となる。

     日本からはアメリカに対して、二台の車を売れるが、

     アメリカからは日本に対して、一台の車しか売れないがゆえに。

     この理屈でいうと、中国は10台の車を輸入し、一台の車しか日本へ
     うることが出来ない、ということになる。

     中国の消費が世界経済を引っ張るようになる、という論拠であろう。


    【しかしながら・・・】

     今までは、アメリカがその役割を果たしてきた。

     貿易赤字ぶんは、国債を売ることによって補填してきた。言い換えれば、
     ドルを印刷しさえすれば、外国から物を買うことができたということだ。

     問題は、中国が貿易赤字国家に変身したとき、アメリカと同じことがで
     きるのか、という点にある。

     果たして、元や中国の国債に、それほどの魅力を認める国がどれだけある
     であろうか。

     逆に考えれば、アメリカのドルは、なにゆえにこれほどの信用を得ている
     のであろうか。

     世界中でドルが基軸通貨足りえるゆえんは、アメリカ政府による軍事的、
     政治的、文化的なプレゼンスがあればこそ、である。なんだかんだと言っ
     て、アメリカより頼りになる国はない。ゆえに、ドルが機軸たりえる。

     中国に、アメリカの代わりがつとまるであろうか。はなはだ疑問である。


    【さてそうすると】

     元を発行して赤字を補填するということが出来ない、ということは、何を
     意味するのかというと、ドルでの支払いを余儀なくされるということである。

     それはつまり、中国の外貨準備も、大量の米国債も、数年を経ずして消滅
     し、逆に、債権国家へと転落するということを意味している。

     アヘン戦争以前には、茶の輸出によって膨大な貿易黒字を積み上げた清国が、
     アヘン戦争以後は、列強に国富をむしりとられたように。大衆消費という名
     の、アヘンによって、中国は枯死するかもしれないのだ。

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