「タックス・シェルター」 幸田真音 朝日新聞社
真面目で実直な性格で中堅証券会社に勤める男・深田。社長からも一目置かれ、裏口座の管理を任される。

そして、社長の急死。宙に浮く５億円。

まぁこんな話。金融界ら国税局の裏事情を知るにはいいかも。
小説としての面白さとしては中くらい。スピード感に欠けますよ。

にしても、週刊朝日に連載されていた割に「さわり」の誤用があったなぁ。頭の部分って意味じゃないのに。一番重要な部分を「さわり」と言うのよね〜！

「フレンチキス」「三十路」なんかも誤用が多いよ。校正者〜大丈夫かや？(笑)

昼のドラマでNHK！ ６日間連続 ｢悪意｣東野圭吾。録画開始しました。 すばるｻﾝのために録画しときます(^^)

岡田典子・文　岡田美穂・絵　文芸社　　　　　　　妹が読んでみてって送ってくれた本です 13歳 7ｹ月で生涯を終えたみぽりん…　こういうのを読むと、自分がこの子の親だったらどういう行動するだろう？って考えちゃう　(*_*)

「ミツメテイタイ」 長谷川安宅 ポプラ社

ペットショップで働く27歳の女性のお話。

これほど脈絡のない小説も珍しいわ。しかも2746点の中から優秀賞に選ばれて500万円かよ！（怒）

「カカシの夏休み」 重松清 文春文庫

３話からなる短編集。かなり身につまされました。(笑)

１話目は授業を受けようとしない男子生徒を抱えた小学校の先生が主人公の話。
親と子と先輩教師に揉まれ挟まれ悪戦苦闘する毎日。いや〜先生は大変だわ！(笑)

２話目は遠い昔、自分の教え子と結婚した熱血先生の話。

３話目は同級生を自殺に追い込んだと責められる女の子と、遺書に名前を記された女の子の弟の話。いたたまれないわ。

重松清作品で共感出来るのは、自分が主人公の気持ちになって一緒に悩んで、最後に答え（らしきもの）があるのがいい！
この本はポイント高いな〜！３話とも多分あらすじを忘れることはないと思います。

朝日新書　　　　　　　　本屋で衝動買いした本です　千円以下だったし（笑）齋藤流読書術が大公開されてます 100％鵜呑みにするつもりはないけれど、読書つーものを違った角度から見れる！　ﾋﾝﾄももらえるよ！　ちなみに…東野圭吾の【容疑者Xの献身】は儀装力、恩田陸の【夜のﾋﾟｸﾆｯｸ】はあのころ力、村上春樹の【ふしぎな図書館】は言い当て力とありました〜　気になったら本屋で見てね(^-^)

「長い長い殺人」 宮部みゆき 光文社文庫

やっぱりダメだ！(笑)
なんで財布が語らなきゃならんの？

そこに何かしらの面白さとか必然性があるならば納得出来るんだけどなぁ…
これはもう肌に合わないと言うしかないですね。
「理由」
「1996推理小説集」
「今夜は眠れない」
「龍は眠る」
「レベル７」
「長い長い殺人」
と読みましたが、もう勘弁してもらいます。

策を弄し過ぎ。
面白くないんだからどうしようもないわね！

｢禁じられた楽園｣恩田陸！いや〜(ﾟ_ﾟ) おもしろいど！ でも、すばるｻﾝはダメ(－Ｑ－) 推理ﾎﾗｰだから！

「推理小説」 秦建日子 河出書房新社

全く繋がりのないサラリーマンと女子高生が殺害され、警察や報道機関に犯行の模様を描いた小説が送付され、続編を３千万円での落札を迫る。

そんなお話なんだけど、人物描写は下手だしキャラはたってないし、話も薄っぺらいし。

作者はそもそもが映像方面のシナリオライターが本職らしく、文章力に欠けてるようです。

過去にも、シナリオライターや脚本家が書いた小説を何冊か読みましたが、どれも根本的に文章力が劣っていましたから、小説の執筆は無理なんだと感じます。

さて次は、久々に毒を…(笑)
宮部みゆきの「長い長い殺人」を読んでみます。

「邪魔」（上下巻） 奥田英朗 講談社文庫

会社員・及川茂則が勤める会社が何者かに放火される。警察は地元の暴力団の犯行と睨み捜査を進めるが、刑事・九野は聞き込みから得た情報から、真犯人を確信する。

こんな展開。面白かったです。長編だから読み応えもあるし。「最悪」より好きかな。
ただ、後半になると刑事や犯人より、犯人の妻が台頭してきて、誰が主人公だったのか分からなくなりましたわ。(笑)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
奥田英朗ランキング
１ マドンナ
２ 邪魔
３ 町長選挙
３ 東京物語
５ サウスバウンド
５ ガール
７ 最悪
７ 空中ブランコ

こんな順番かなぁ？名物キャラクターの伊良部医師は基本的に苦手です。それでも「町長選挙」が３位。お勧めかも〈爆〉