警察系特殊部隊についての補足的な書き込みです。

領海を保有する国は、海軍とは別に、海上の治安組織を編成していることが多いです。
それらの治安組織の中には、特殊部隊を編成しているものがあります。以下例を挙げると

アメリカ　沿岸警備隊…ＴＡＣＬＥＴ
日本　海上保安庁…特殊警備隊（ＳＳＴ）
韓国　海洋警察庁…特別攻撃隊（ＳＳＡＴ）

などが挙げられ、主に
　海洋テロ対策
　船舶乗っ取り事件（俗に「シージャック」などと呼ばれます）の対処
　大量破壊兵器を搭載した可能性のある船舶への臨検
　海賊対策
などの任務を担当しています。

また、これらの部隊を保有する国は、海軍（日本は海上自衛隊）にも特殊部隊を保有していますが、事態が「犯罪」の範囲内であれば、基本的には、警察系特殊部隊が担当します。
ただし、近年、日本海で発生した北朝鮮の工作船事件などの例もあり、どこまで警察系特殊部隊が担当するのか、その線引きは難しいようです。