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  • from: H-2さん

    2007年12月12日 22時13分23秒

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    日本警察の特殊部隊について(SAT)

    これから何回かに分けて、日本国内の主要な特殊部隊について書き込みたいと思います。
    今回は、日本警察の特殊部隊について記載します。

    特殊急襲部隊(SAT)

    SATは警視庁、大阪府警、北海道警、千葉県警、神奈川県警、愛知県警、福岡県警、沖縄県警に所属しており、ハイジャック事件や、武装立てこもり事件への対処を主要な任務としています。
    また、隊員の総数は300名と言われています。

    1977年に発生した、「ダッカ日航機ハイジャック事件」において、日本政府は犯人グループの要求を受け入れ、犯罪者を超法規的措置で釈放し、身代金を支払いました。
    この事件を教訓として、警察庁は、西ドイツ政府(当時)の特殊部隊「GSG-9(国境警備隊第9部隊)」を参考にして、警視庁と、大阪府警察にSATの前身となる特殊部隊を創設しました。

    これらの部隊は、1979年の「三菱銀行立て篭もり事件」や、1995年の「全日空機ハイジャック事件」などに出動した後、1996年には強化、再編成され、「特殊急襲部隊(SAT、Special Assault Teamの略)」と命名されました。

    ただし、警察組織上の名称は「特殊部隊」で、これに都道府県警察名を付けたものが正式名称です。例えば、警視庁SATの正式名称は「警視庁特殊部隊」となります。

    SATは都道府県警察の「警備部」に所属しています。この「警備部」という部署は、思想的背景のある犯罪者や、テロリストなどを専門に取り扱うので、SATはこのような犯罪者に対処する「対テロ特殊部隊」と位置づけられています。

    SATが所有している武器は、自動式拳銃、機関拳銃、ライフル銃、自動小銃などで、一部の情報によると、大口径の対物ライフルも装備しているようです。
    部隊は都道府県警察の所属ですが、国家予算で運用され、国の警察組織である警察庁警備局の指揮下にあります。

    部隊発足以後は、2000年に発生した「西鉄バスジャック事件」や、2007年4月に発生した「町田立てこもり事件」に出動し、捜査員の突入を支援しています。

    また、2007年5月に発生した、「愛知立てこもり事件」では、犯人の銃撃で重傷を負った警察官を捜査員が救出した際に、後方支援を担当していたSAT隊員が被弾し、病院搬送後に死亡しています。
    出動現場でSAT隊員が死亡(殉職)したは、この事件が初めてとなります。

    この事件での愛知県警察の対応は、数多くの専門家が批評していますので、ここで詳細を記載することは避けますが、県警本部長が適切に事件の指揮を執らなかったことと、刑事部、警備部間の連携不足が多くの専門家によって指摘されました。

    事件後、警察庁はSATの活動を支援する専門班「SSS(スリーエス)」を発足させました。
    SSSは、重大事件の最高指揮官である警視総監や本部長の補佐を行い、他部門への連絡調整を任務としています。

    SATの体制の在り方については、私なりに意見がありますが、それはまた、別の機会に書き込みたいと思います。

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