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from: Knob Turnerさん

2009/09/13 22:30:02

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こんばんは。折角なので、9.11関連での小ネタを。同時多発テロの後、一番最初にアフガン入りを果たしたのはどこの部隊か?実はCIAの秘密工作チームだった

こんばんは。

折角なので、9.11関連での小ネタを。

同時多発テロの後、一番最初にアフガン入りを果たしたのはどこの部隊か?

実はCIAの秘密工作チームだったりします。表向きはNALT(北部アフガニスタン連絡チーム)と呼ばれたこのチームは7名(一部情報では8名とも)編成で、“ジョーブレーカー”というコールサインを与えられて、2001年9月26日にヘリでアフガン入りしています。
ベテランのCIA現場工作員および元米軍特殊部隊員から成るこのチームの目的は、タリバンと対立関係にある北部同盟へ接触し、彼等を懐柔し、後続の米英軍特殊部隊の受け入れ準備をすることでした。
なお、元米軍特殊部隊員の一人にはあの有名なBilly Waugh(※)も加わっていたというから驚きです。

なお、当時のラムズフェルド国防長官は軍の特殊部隊がCIAに先を越されたことに大激怒したそうです。CIAを信用せず、軍主導の特殊作戦・秘密工作に傾倒していた彼にとっては相当の屈辱だったみたいですね(-_-;
軍特殊部隊として最初にアフガン入りしたのはグリンベレー(第5特殊部隊グループ)のODA-555で、彼等はCIAチームから遅れること数週間後の10月19日にアフガン入りを果たしています。


※Billy Waugh…退役陸軍上級曹長で、グリンベレーの伝説的人物。ヴェトナム戦争中はMACV-SOGに参加して幾多の秘密作戦に従事し、当時考案されたばかりのHALO降下技術の研究開発にも携わる。1972年に退役後はCIAの契約工作員として世界各地で活動。確か、つい最近まで現役だったはずです。アフガン潜入時には既に70歳を超えていたはずで、その歳でもまだ現役工作員として活動していたとはホントに驚きです(汗)

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from: Knob Turnerさん

2009/10/06 23:56:35

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「Re:フランス軍の特殊部隊」
こんばんは(^-^)

> >1er RPIMa(陸軍第1海兵空挺歩兵連隊)
> 名称は空挺部隊ですが、COSの指揮下で活動しているので、米軍のグリーンベレーや、イギリス軍のSASに相当する部隊なのでしょうか?

はい、おっしゃるとおりです。
1er RPIMaの起源は、第2次世界大戦中に亡命フランス軍将兵によって結成された第3SAS連隊および第4SAS連隊なんですよ。
なので、部隊徽章もモットーも英SASのものと非常に似ています。

余談ですが、大戦中の英SAS旅団はイギリス軍将兵の第1および第2SAS連隊、亡命フランス軍将兵の第3および第4SAS連隊、亡命ベルギー軍将兵の第5SAS連隊から構成されていて、それぞれの部隊の歴史・伝統・文化が現在の英SAS、仏1er RPIMa、ベルギー空挺コマンドー旅団へと引き継がれているんです。


> また、1er RPIMaから選抜されたGSA(特殊独立部隊)という部隊もあるみたいですね。

GSAは現在、BFST(陸軍特殊部隊旅団)という組織に変わっていますね。
そもそもGSAは作戦部隊というよりも、1er RPIMaと4e RHCM(第4戦闘機動ヘリコプター連隊)を統合運用する管理司令部として1997年に創設されました。アメリカで例えると、デルタフォースと第160特殊作戦航空連隊をパッケージ化したような組織ですね。
1998年になると、4e RHCMの代わりにDAOS(陸軍航空隊特殊作戦分遣隊)が創設され、1999年にはGSAがCFST(陸軍特殊部隊コマンド)へと改編されます。
それがさらに、13e RDP(第13空挺龍騎兵連隊/長距離における偵察・監視・情報収集任務を担当)を加えて2002年に再編されたものが、現在のBFST(陸軍特殊部隊旅団)なのです。


> >Commando JAUBERT(海軍コマンドー部隊)
> 「ウーベル作戦部隊」などと呼ばれる部隊ですね。
> これは、米軍のSEALSに相当する部隊なのでしょうか?

Commando JAUBERT(コマンドー・ジュベル)は主に舟艇上陸による急襲作戦と海上における近接戦闘を担当していて、いわゆる米海軍SEALや英海兵隊SBSに相当する部隊はCommando HUBERT(コマンドー・ユベル)になります。


> また、フランス軍の外人部隊には、2erREP(第2外人パラシュート連隊)という部隊がありますね。
> これも精鋭部隊ですから、やはり各国の特殊部隊経験者が多いのでしょうか?

そのようですね。
日本人のプライベートオペレータで数年前にイラクで戦死した方がいましたが、その方は確か陸自第1空挺団と第2外人空挺連隊での勤務経験があったようです。
また、聞くところによれば、近年、外人部隊そのものがわりと定員を満たしているようで、毎年殺到する志願者の入隊を断るのに苦労しているという話もあります。よほどの経験や経歴がないと門前払いされたり、運良く入隊試験を受けられたとしても些細な理由で落とされたりするんだとか…(-_-;



最後に、参考として簡単にではありますが現在のフランス軍特殊部隊の組織構成を書いておきますね(^-^)

まず、ご存知のように、フランス軍には陸・海・空軍の特殊部隊を統括する組織として、中将を司令官とするCOS(特殊作戦コマンド)があります。アメリカでいうところのU.S. SOCOMですね。
そのCOSに所属する部隊にも1〜3までの系統があり、いわゆる第1系統の部隊が純粋なCOS直轄の第一線部隊であり、第2および第3系統の部隊は必要に応じてCOS指揮下に組み込まれる外郭部隊という扱いになっています。

COS(特殊作戦コマンド)
 【第1系統】
   BFST(陸軍特殊部隊旅団)
     ├ 1er RPIMa(第1海兵空挺歩兵連隊)
     ├ 13e RDP(第13空挺龍騎兵連隊)
     └ DAOS(陸軍航空隊特殊作戦分遣隊)
   FORFUSCO(海軍陸戦コマンドー軍団)
     ├ Commando HUBERT(水中作戦および海上対テロ作戦)
     ├ Commando JAUBERT(上陸急襲および海上近接戦闘)
     ├ Commando TREPEL(上陸急襲および海上近接戦闘)
     ├ Commando de PENFENTENYO(沿岸偵察)
     ├ Commando de MONTFORT(ミサイルランチャー、迫撃砲、対物狙撃銃などによる長距離火力支援)
     └ Commando KIEFFER(指揮統制通信・情報システム支援、軍用犬運用)
   DOS(空軍特殊作戦師団/特殊部隊輸送のための長距離輸送機およびヘリコプターを運用)
   CPA-10(空軍第10空挺コマンドー部隊/降着誘導、航空管制、捜索救難)

 【第2系統】
   17e RGP(第17空挺工兵連隊/特殊戦闘工兵)
   GCP(空挺コマンドーグループ/第11空挺旅団傘下の各連隊毎に存在し、所属連隊のための偵察、破壊工作、襲撃などを遂行)
   GSIGN(国家憲兵隊保安介入グループ)
     ├ GIGN(国家憲兵隊介入グループ/言わずと知れた精鋭対テロ部隊)
     ├ EPIGN(国家憲兵隊空挺介入中隊/GIGNの支援および要人警護)
     └ GSPR(共和国大統領保安グループ/フランス大統領の身辺警護)

 【第3系統】
   11e BP(第11空挺旅団)
   BRGE(電子戦情報旅団)
   URH-27(第27山岳歩兵旅団の偵察部隊)
   PCG(戦闘工兵潜水班/各工兵連隊が持つ水中爆破部隊)
   EOP(深部観測班/各砲兵連隊が持つ前方観測部隊。砲撃誘導や砲撃後損害評価を行う)

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