少し重い話題になります(^_^;)。

最近、海上自衛隊特別警備隊の隊員が覚せい剤所持で逮捕されました。
この隊員は、以前この掲示板でも取り挙げた「暴行事件」の関係者です。警察の取調べに対して「１０年前から覚せい剤を使用していた」と供述しています。

まず、問題となるのは、覚せい剤使用者を特殊部隊である特別警備隊に入隊させてしまったことです。
特殊部隊の隊員となる者は、身体能力や協調性だけでなく、身辺調査を徹底しなければなりません。
その点で特別警備隊の身辺調査は甘かったと言わざるを得ません。
特殊部隊は様々な機密事項に関わります。
この隊員は、覚せい剤欲しさに、機密を他国の情報機関に売り渡す危険もありました。
また、当然ですが、覚せい剤使用者は冷静な判断ができません。
このような隊員が万一、実戦に出動すれば、仲間の命が危険にさらされた可能性もあります。

本来であれば海上自衛隊は、この隊員が特別警備隊に入隊する以前に、気がつくべきでした。
ですが、この隊員が入隊してからも同僚、幹部は覚せい剤の使用に気がつかず、本人が新幹線の中で覚せい剤を落として発覚していますから、なんともお粗末な話です。

特別警備隊は、日本のＳＥＡＬＳに相当する部隊（任務は少し違いますが）であり、国民を守る「切り札」なのですから、二度と同じことが起きないよう、綱紀粛正を徹底してもらいたいと思います。