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  • from: H-2さん

    2011年12月02日 20時09分32秒

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    銃器対策部隊の増強と、千葉市内で発生した人質立てこもり事件について

    こんにちは。
    気がつけば、もう12月です。早いですね(^_^)。
    年末の御挨拶は、また後日に行いたいと思いますので(^_^;)、今回は最近、個人的に気になった話題について、2つ書き込みます。

    まず一つめの話題です。

    10月19日に開催された「テロ対策特殊装備展’11」のセミナーで、警察庁警備局の大石吉彦警備課長が、銃器対策部隊の増強を考えていることを明らかにしました。
    以前、この掲示板でも取り上げましたが、銃器対策部隊は原子力発電所の警備を担当しています。
    大石警備課長のコメントによれば、銃器対策部隊の人員を増やし、原子力発電所の警戒範囲を拡大するとのことです。
    また、放射能が漏れている状況下でも犯人を制圧逮捕できるよう、防護服や防護車両、遠距離から放射能を測定できる装置などを導入するそうです。
    現在、原子力発電所の警備は、各都道府県警察に所属する銃器対策部隊が持ち回りで担当しています。
    ですが福井県警だけは、管内に原子力発電所が多いめ、専従部隊として「原子力関連施設警戒隊」が設置されています。
    今後は銃器対策部隊の人員が増えるため、福井県警のように、原子力発電所の警備を専門に行う部隊が新たに創設されるのではないかと思います。
    また、放射能の影響下でも「犯人を制圧できる防護車両」となると、防弾機能のある装甲車を配備するのかもしれません。
    陸上自衛隊には「化学防護車」や「NBC偵察車」が配備されていますが、車両の値段が高いので、警察庁が導入する可能性は低いと思います。
    現在、日本警察の防弾装甲車である「特型警備車」は、三菱重工業で生産されています。ですから、装甲車として新たにNBC対策車を開発するのであれば、三菱重工業あたりに発注するのではないかと思います。
    また自民党では、原子力発電所の警備を自衛隊に行わせる案が出ているようですが、実現までには、時間が掛かりそうです。
    当分の間は、原子力発電所のテロ対策を警察が担当することになるので、銃器対策部隊の増強と装備の強化は、情勢を踏まえた当然の結果といえます。
    また、人員や装備の強化に加えて、今後は隊員の技量強化が重要となるでしょう。一般公開はできないでしょうが、筋書きの無い実践的な訓練を積み重ねていく必要があると思います。

    それでは、次の話題です。

    11月16日に、千葉県千葉市内の路線バスで、人質立てこもり事件が発生しました。
    特殊犯捜査係の捜査員が説得を行い、発生から約40分後に刑事部の「人質立てこもり事件突入救出チーム(ART)」が犯人を確保、人質を救出しました。
    発生から比較的短時間で事件が解決し、人質の女性も無事だったため、本当に良かったと思います。
    この事件では、警察の説得に対して犯人が「マスコミに渡したいものがある」などと要求していました。そのため、捜査員が地元の新聞記者から記者腕章を借り、記者に扮してバスの近くにいたとのことです。
    新聞社としては、社内規定などがあり、部外者に貸すことに問題があったのかもしれません。
    個人的な意見ですが、人質の命に危険が迫っている状況で、この記者の対応は、緊急措置としてやむを得ないものであったと思います。
    またネットでは、この件に関して、「警察が事前に、記者腕章を偽造しておけばよい。」という意見がありました。確かに、事前に準備した方が効率は良いのですが…捜査手法としては、リスクが非常に高くなるのではないかと思います。
    仮に、警察が偽造腕章を事件で使用した場合、新聞社が黙っていないでしょう(^_^;)。
    新聞社から民事訴訟などを起こされたら、まず警察は勝てないと思います。ですから、事件現場で記者から本物の腕章を借りた事は、これもやむを得なかったと思います。

    さらに、今回の事件では、千葉県警刑事部の「ART」という部隊が犯人を逮捕しました。
    このARTというチームは、警視庁のSITや大阪府警察のMAATに相当しますが、一般には訓練を公開していません。
    ただし一度だけ、2008年に千葉県議会議員に対して訓練を公開しています。
    この公開訓練は、専用訓練施設の建設予算を獲得する意図があったようです。
    犯人を逮捕したART隊員は、ヘルメット、ゴーグル、マスクを着け、防刃機能があると推測されるベストや篭手を着けていました。
    ART隊員は、これらの装備を私服の上から着けていたので、現場に急行した状況などから考えると、おそらく、普段は機動捜査隊の捜査員を兼ねているのではないかと思います。
    海外の例を挙げると、ロサンゼルス市警察のSWATは、普段、私服姿で装備品を積載した覆面車に乗ってパトロールを行っており、事件発生の際には、そのまま急行します。また香港警察の特殊部隊「SDU」も、同様の私服勤務があるようです。
    一概に比較はできませんが、ARTも似たような勤務体制なのかもしれません。
    まあ、詳細は千葉県警が公表していないので、何とも言えませんが(^_^;)、バスへの突入に関しては手際がよく、かなり訓練を重ねているという印象を受けました。勿論、人質救出に係わった部署はARTだけではありませんが、より困難な事件が発生した時のためにも、技術の向上に努めてもらいたいと思います。

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