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  • from: Knob Turnerさん

    2016年08月03日 11時10分14秒

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    Bull Simons Award 2016

    こんにちは。
    8月に入り厳しい暑さとなってきましたが、体調などいかがでしょうか。

    さて、題名のとおり今年のBull Simons賞の受賞者が発表されたので共有します。
    ※「Bull Simons賞」とは、米特殊作戦コミュニティの発展に貢献した人物に贈られる賞で、1990年に制定されました。その対象者は軍人(現役・退役)・文民を問いません。

    ■Peter J. Schoomaker (Bull Simons Award 2016)
    1946年2月12日:ミシガン州生まれ。陸軍一家の中で育つ。
    1969年:ワイオミング大学ROTC(予備役将校訓練隊)を経て陸軍少尉に任官。
    1969年~1970年:機甲将校基礎課程、基礎空挺課程、レンジャー課程に参加。
    1970年~1972年:第4歩兵連隊第2大隊の偵察小隊長とC中隊長。
    1972年~1973年:第2装甲騎兵連隊第1大隊の作戦将校補佐と兵站将校。
    1973年~1974年:第2装甲騎兵連隊第1大隊C中隊長。
    1974年~1975年:第2歩兵師団の監察官補佐と第73機甲連隊第1大隊の作戦将校。
    1975年~1976年:海兵隊水陸両用戦学校に在学。
    1976年~1978年:陸軍軍人センターの人員配置将校。
    1978年~1979年:デルタの選抜課程とOTC(戦闘員訓練課程)に参加。
    1979年~1980年:デルタのA戦闘中隊長。<イーグルクロー作戦>
    1980年~1981年:デルタの選抜&OTC隊長。
    1981年~1982年:陸軍指揮幕僚大学に在学。
    1982年~1983年:第2装甲騎兵連隊第2大隊の副官。
    1983年~1985年:JSOC(統合特殊作戦コマンド)の特殊作戦将校。<グレナダ侵攻作戦>
    1985年~1986年:デルタの戦闘中隊長。<レバノン、エルサルバドルでの秘密作戦>
    1986年~1988年:デルタ副司令官。
    1988年~1989年:国防大学に在学。
    1989年~1992年:デルタ司令官。<パナマ侵攻作戦、湾岸戦争>
    1992年~1993年:第1騎兵師団の副師団長。
    1993年~1994年:陸軍参謀本部の作戦・即応・動員副部長。
    1994年~1996年:JSOC司令官。<ハイチ侵攻作戦>
    1996年~1997年:USASOC(陸軍特殊作戦コマンド)司令官。
    1997年~2000年:USSOCOM(アメリカ特殊作戦コマンド)の5代目司令官。<バルカン半島での特殊作戦>
    2000年12月:陸軍大将で退役。
    2003年~2007年:35代目陸軍参謀総長。
    2007年4月:陸軍大将で退役。

    現代の特殊作戦コミュニティの中でも大物中の大物です^^
    現役引退後もシンクタンクに所属し、アフガン、イラク、対テロ戦争における特殊作戦について様々な助言をしていました。
    軍人家庭で生まれ育ち、弟のEric B. Schoomaker陸軍中将は軍医の道へ進み、42代目陸軍軍医総監にまで登り詰めています。

    デルタ創設期からのメンバーで、Beckwith大佐の回顧録にもニックネームの「コヨーテ少佐」として登場。
    ちなみにSchoomaker大将の後任で36代目陸軍参謀総長を務めたGeorge W. Casey, Jr.大将ですが、実はデルタ選抜課程の同期だったそうです。しかし、Casey大尉(当時)も選抜課程は突破したものの、とある事情からデルタ入隊には至らなかったとか。

    SOCOM司令官を務めて一旦退役しますが、世界的な対テロ戦争の激化とイラク戦争開戦に伴い、当時のラムズフェルド国防長官からの強い要請を受けて現役復帰し、陸軍参謀総長に就任しています。
    その後は再び退役し、現在は戦死した特殊部隊員の遺族に対して様々な補償を行うSOWF(特殊作戦部隊員基金)の理事長を務めています。


    ■USSOCOMのCSELが交代
    先月の投稿で少し書きましたが、7月7日にSOCOMのCSEL(最先任上級下士官)が交代しました。
    William F. Thetford陸軍最先任上級曹長に代わり就任したのは、Patrick L. McCauley陸軍最先任上級曹長。
    McCauley上級曹長は1988年に陸軍入隊し、第2歩兵師団で軍事情報分析官や人材保安担当先任下士官を務めた後、特殊部隊資格課程を経てグリンベレーに。
    第3特殊部隊グループ第1大隊C中隊のODAで通信軍曹を務めた後、1995年にデルタ入隊。20年近くにわたりデルタで勤務し続け、戦闘員からチーム軍曹補佐、チーム軍曹、小隊上級曹長、作戦上級曹長、戦闘中隊最先任上級曹長、部隊最先任上級曹長までを経験。
    その後はSOCCENT(中央特殊作戦コマンド)のCSELを務めて現職に就いています。

    これでSOCOMは司令官と下士官のトップが揃ってデルタ出身という体制になりました。あわせて、現在のJSOC司令官もデルタ出身のAustin S. Miller中将(ブラックホークダウンの原作に登場したデルタ地上部隊指揮官スコット・ミラー大尉その人)です。
    これでイスラム国を弱体化へ、そしていずれ壊滅へ追い込んでほしいものです。

    画像はSchoomaker大将です。
    それでは^^

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コメント: 全1件

from: H-2さん

2016年08月03日 18時05分25秒

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こんにちは、Knob Turnerさん(^_^)。
貴重な情報、ありがとうございます<(_ _)>。

Peter J. Schoomaker氏の軍歴を拝見しました。
パナマ侵攻や湾岸戦争当時、デルタの司令官をされていたのですね。
一度退役した後、国防長官からの要請で軍に復帰するとは...よほど優秀な方なのでしょう(^_^)。
Bull Simons賞に相応しい貢献をされた方だと思います。
御写真では屈強で、優しそうな方ですね。

また、SOCOMの最先任上級下士官に、Patrick L. McCauley陸軍最先任上級曹長が就任されたとのことですね。
デルタに20年所属という経歴は、本当に大ベテランですね(^_^)。
よほど優秀でなければ、これほど長期間、デルタに所属することはできないと思います。

>これでイスラム国を弱体化へ、そしていずれ壊滅へ追い込んでほしいものです。

そうですね。
ISの崩壊は、もはや時間の問題なのですが、FBIのジェームズ・コミー長官によれば、IS崩壊後にシリアから大量のIS構成員が逃亡し、出身国に密入国してテロを起こす可能性があるそうです。
米軍特殊部隊などの作戦により、シリアでIS構成員に関する大量の資料が押収されましたが、今後は構成員に関する情報を各国で共有し、いかに入国前に水際で阻止するかが、大きな課題になるようです。

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