こんにちは。

＞なんの格闘術を駆使しているかわかりますでしょうか？

動画を見ると、SAT隊員は両手を挙げて投降した犯人役の警察官を、背後から掴んで投げ、犯人の身体を半回転させてうつ伏せの状態にした後、タイラップを犯人の腕に掛けて制圧しています。
柔道の技とも異なるため、SATが外国の特殊部隊との交流などを通じて、独自に開発した格闘術だと思います。

＞フラッシュ・バンって何m以内まで効果が及ぶんですか？

米軍が装備している「M84」スタングレネード(フラッシュ・バンの別名)は、爆発すると170から180デシベルの音と、半径15メートルの距離で100万カンデラ以上の光を放つとの事です。
参考として、ジェット機の出す音が約140デシベルであり、人間は120デシベル以上の音は痛覚として感じるそうです。
また、カンデラは「光度」と訳される眩しさの単位です。
車のヘッドライト1個が、約1万5000カンデラとされているため、スタングレネードはヘッドライトの66倍以上の眩しさということになります。
以上のような性能であることから、スタングレネードの有効な距離は、半径15メートル位ではないかと思います。
またスタングレネードを屋外で使用すると光が拡散し、音も反響しないため、あまり効果が無いそうです。

＞初歩的な質問ですいません。特殊部隊とは何ですか？抽象的でなく具体的にご教示願います。

明確な定義はありません。
「特殊部隊とは何か？」という疑問への回答は、書籍や著者によって記載内容が異なります。
ですから個人的な見解ですが、特殊部隊とは「所属する組織から見て特殊な任務を担当し、任務を達成するために専門の装備や技術を持つ組織」だと思います。
以前にも記載しましたが、何が通常の任務で、何が「特殊な任務」なのかは、特殊部隊の所属する組織である自衛隊、警察、海上保安庁などによって異なります。
自衛隊から見れば、敵地後方からの奇襲やゲリラ戦、破壊工作、人質救出、潜入作戦などは特殊な任務でしょう。
同様に警察から見て、ハイジャックや人質立てこもり、重大テロ事件などへの対処は特殊な任務であり、海上保安庁から見れば船舶のハイジャック事件や、海洋テロへの対処は特殊な任務でしょう。
そのような任務を達成するため、専用の銃器や個人携行装備、偵察や情報収集用の機材などを保有し、高度な技術で使いこなす部隊が特殊部隊だと思います。
また特殊部隊は通常の部隊では達成できない任務を担当するため、隊員には高度な身体能力や冷静な判断力、強靭な精神力や他の隊員との協調性も重要になると思います。