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独断と偏見で楽しむイタリア芸術

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公開 メンバー数:54人

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  • from: シニョレッリさん

    2012年11月24日 07時59分38秒

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    傑作選(6) ルカ・シニョレッリの「モーゼの遺言と死」

    私が大好きなルカ・シニョレッリの「モーゼの遺言と死」(フレスコ)です。

    ヴァチカンのシスティーナ礼拝堂にあります。

    ルカの確実な作品とされるのは左にある、こちらの方です。
    右側の作品ですが、ヴァザーリの記述によって、ルカの作品かどうか、色々と議論されています。

    システィーナ礼拝堂の最大の見所は、ミケランジェロの代表作です。勿論、私もミケランジェロの大作をじっくりと鑑賞しますが、ルカのこの作品にも相当な時間をかけて見るのです。
    当時,実力を認められた画家が参加したと言われるシスティーナ礼拝堂の装飾事業ですが、何故かレオナルド・ダ・ヴィンチは呼ばれませんでした。ここに来るとレオナルドの無念さ、失意に思いを馳せてしまいます。

    ところで、システィーナ礼拝堂の入場制限が報道されていますが、気になるところです。人類の宝と言うべき作品があるので、人々が殺到するのは当然ですが、ローマに於ける珠玉の作品は他にも沢山あるので、人々が分散すると良いと思うのですが.....


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コメント: 全5件

from: フラさん

2012年11月25日 09時45分42秒

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シニョレッリさん、

更に詳しい解説を有難うございます。
同性愛疑惑もヴェロッキオの推挙の件も、考えると更に興味をそそられますね。
特に、師匠が何故レオナルドよりもボッティチェッリを選んだ?のかとか。 
レオナルドを一人の人間としてその精神性を追求して行くと、新しい「ダ・ヴィンチ コード」が出来そうです。

カメラは、シニョレッリさんも意外に執着がないのですね。
作品を撮るのにさぞよいカメラをお使いなのだろうと思っていました。
私も、記録よりも記憶に残したい方なのですが(単に写真を撮るのがじゃまくさいだけかも)、
いかんせん、この頃は一段と記憶がいい加減になって来ていまして・・・
今回、カメラを失くして身軽にはなったものの、やはりあると良かったな、と思う事も多々
ありました。
持ち物が多いと大抵何かを失くしてしまいますよね。
有難うございました。



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from: シニョレッリさん

2012年11月24日 15時06分34秒

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フラさん

 >ミケランジェロとの仲の悪さが災いしたのでしょうか?

1480年、システィーナ礼拝堂の改築が終わりましたが、時の法王シクストゥス4世が一流の画家を呼んで壁画装飾をすることにしたのです。

ミケランジェロは、ユリウス2世の依頼で天井画「創世記」(1509-12)を、クレメンス7世とその後を継いだパウルス3世の依頼で祭壇背後壁面の「最後の審判」(1536-41)を描いたので、システィーナ礼拝堂に関しては二人の仲の悪さは関係がありません。

1480年に呼ばれたのは、ペルジーノ、ドメニコ・ギルランダイオ、ボッティチェッリ、ルカ・シニョレッリ、コジモ・ロッセリでした。レオナルド・ダ・ヴィンチにとっては、同門のボッティチェッリが、明らかに腕が下と思われるコジモ・ロッセリが選ばれたことはショックだったと思います。

その理由について幾つかの説がありますが、真相は不明です。

フラさんご指摘の遅筆も、それに加えて未完成癖が影響したとも言われています。
少し前にレオナルドは同性愛者とのタレこみがあり、その取り調べを受けており、それが影響したとの説がある一方、また師匠ヴェロッキオがボッティチェッリを推挙したからとの説もあります。
レオナルドとボッティチェッリの二人の間には画法を巡って度々対立していた(これは事実の様です)ようです。

ともあれ、フィレンツェでは自分の活躍できる場所が少ないと見て、有名な自薦状をミラノ公イル・モーロに出してミラノに活躍の場を求めたと言われています。

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from: シニョレッリさん

2012年11月24日 14時15分07秒

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フラさん

カメラはパナソニックのFH6を使用しています。安い初心者用のものです。

少し前までは、旅行では私はカメラを持ち歩かず、家内と一緒の時は家内が撮っていました。一人旅、家内と現地集合、現地解散の時に、仕方なく写真を撮っていました。何故なら、写真を撮る暇があったら、自分の目で美術作品、景色などを見た方が良いとずっと思っていたからです。

ところが、ぐら姐さんのサイトで色々と書き込みをするようになったのですが、美術館、教会、景色などの写真が殆ど無くて困りました。更にこのサークルを立ち上げて見ると、より一層写真があった方が良いと思うようになりました。

と言う訳で、写真を熱心に撮るようになったのは、今回10月の旅が初めてです。写真はサークルの書き込みに使う事が目的です。まあ自分の忘備録にもなりますね。

写真を熱心に撮ることで、弊害がありました。やはり作品鑑賞が疎かになったことは否めません。それに裸眼で作品を見、写真を撮る一方、鑑賞メモを書いたり見たりする(A4ファイルを持ち歩いています)時には老眼鏡が必要という事で、ガイドブックは失くす、老眼鏡一つはどこかに置き忘れ、もう一つは教会の床に落として破損しました。

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from: フラさん

2012年11月24日 11時00分06秒

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(続き)
そんなわけで、この2,3年ヴァチカン美術館からは遠のいていますが、次の機会には
ルカ・シニョレッリの作品を気をつけて鑑賞しに行こうと思いました。
ご紹介、ありがとうございました。

ところで、カメラについての質問ですが、
作品を撮影するのに、どの機種をお使いになっていらっしゃいますか?
また、撮影時に気をつけておられる事があるでしょうか?

私は写真に対する執着がない人間でして、超がつくヘタッピです。
これまでニコン→リコーの広角デジカメを使っていたのですが、先日失ってしまいました。
新しく購入を考えているのですが、デジ一がいいかと思っても、その重さがネックになっています。
ご意見を伺わせて下さい。







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from: フラさん

2012年11月24日 10時39分38秒

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>何故かレオナルド・ダ・ヴィンチは呼ばれませんでした。ここに来るとレオナルドの無念さ、失意に思いを馳せてしまいます。

 ご指摘で、ああそうだった、と改めて気付かされました。
シロオトの勝手な憶測でしかありませんが、
多分あまりの遅筆さ(で作品がなかなか完成しない)故の評判の悪さと、時代の教皇に気に入られたミケランジェロとの仲の悪さが災いしたのでしょうか?

 システィナ礼拝堂は、いつ行ってもあまりに人が多すぎて、じっくりと鑑賞するのが困難になりましたね。残念ですが。
そのせいもあって、今回(10月)はとうとう鑑賞しには行きませんでした。
ヴァチカンのすぐ南、歩3,4分で広場に到着するアパートに滞在していたのですが、
毎朝ヴァチカンの鐘を聴きながら準備をし、ミケランジェロのクーポラを正面にみながらの道は
至福と言えるものでした。
(一方で、反ヴァチカン派の大家のカトリック批判も度々でしたが・笑)

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