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独断と偏見で楽しむイタリア芸術

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  • from: シニョレッリさん

    2013年02月02日 09時36分42秒

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    美術館・教会巡り(89) スポレート、サンタ・マリア・アッスンタ大聖堂

    フィリッポ・リッピの遺作で有名なスポレート大聖堂ですが、2,3年毎に必ず訪れることにしています。

    いやあ、美しい!!

    あのフレスコに再会出来る喜びに、この階段をワクワクしながら下りて、大聖堂に向かいます。

    趣きのある広場です。

    ドゥオーモ広場にあるメリッソ劇場です。

    1067年に創建されたロマネスク様式の教会です。ファサードの8つのバラ窓が素敵です。

    ファサードのビザンティン様式のモザイク「キリストと聖母と福音書記者聖ヨハネ」はソルステルノによって1207年に制作されたそうです。

    ファサード下のこの部分は1491年から1504年にかけてリナシメント様式で作られました。

    この大聖堂の特徴である、ファサード下の柱廊玄関です。

    聖堂内部は基本的には三廊式ラテン十字形のロマネスク様式ですが、17世紀の改装によってバロッコ様式との折衷となっています。

    左右の側廊に礼拝堂が設けられています。

    10月中旬ともなると流石に観光客の姿は多くありません。

    各礼拝堂の装飾が半端ではありません。

    入って直ぐ右のヴェスコーヴォ・コンスタンティーノ・エローリ礼拝堂は見逃せません。

    エローリ礼拝堂にはピントゥリッキオのフレスコ画があるからです。

    フレスコの主題は「聖母子と聖人たち」です。

    ライオンが描かれているので「聖ヒロエニムス」です。

    ピントゥリッキオは本当にフレスコ画が得意ですね。

    お目当ての後陣に急ぎます。

    後陣のフレスコ「聖母の生涯」はフィリッポ・リッピの遺作となってしまいました。

    1467年から1469年に制作されました。

    「受胎告知」です。

    「聖母の死」です。この場面の右にフィリッポ、息子のフィリピーノ、制作の助手を務めた弟子たちの肖像画が描かれています。

    「聖母戴冠」です。

    この場面が最高傑作と言われています。




    「キリストの誕生」です。この場面ですが、フィリッポの下絵を元に、弟子のドン・ディアマンテとピエル・マッテオ・ダメリオによって制作されたそうです。

    私にはこの祭壇画の制作者が分かりません。

    これも不明です。
    フィリッポとピントゥリッキオの傑作に見とれてしまって、今回はベルニーニの「ウルバヌす8世の胸像」、フィリッポの墓などの写真を撮り忘れてしまいました。
    スポレート散策の白眉とも言える大聖堂はお勧めですよ。

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