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  • from: シニョレッリさん

    2014年02月26日 09時01分58秒

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    美術館・教会巡り(250) Montepulciano、Chiesa di Santa Lucia

    モンテプルチャーノの旅の目的の一つは、この教会でした。
    わざわざ過去形にしたのは、次にモンテプルチャーノの来ることがあっても、多分、この教会に来ることは無いだろうと思うからです。

    この通りを上った所に教会があります。

    1653年奉献のバロック様式のサンタ・ルチア教会です。
    12世紀に創建されたロマネスク様式の教会が前身ですが、17世紀にそれを取り壊して全面的に改築されました。その後、一度も大がかりな修復が行われず、今現在に至っています。

    説明板で傷んでいて、よく読めませんが、ルカ・シニョレッリの祭壇画があると説明されています。

    確かにサンタ・ルチア教会とあります。

    翼廊がない、単廊式でバロック様式の内部です。
    内陣から祭壇を見た時、一瞬、嫌な感じがしました。

    御覧のように祭壇画が無くなっています。この祭壇画がここに来た目的なのに >泣 泣<
    「市立美術館に移されたかも知れない」と思いました。何故なら、1600年代までの西洋美術といえば、宗教画や聖人たちの彫刻であり、現在、美術館などで展示されている作品の多くは、且って教会の祭壇を飾ったものですからね。

    この後、市立美術館に行ったら、予感通りありました、この作品が。
    ルカ・シニョレッリの「玉座の聖母子」です。
    一般に、祭壇から外され美術館などに移されると、元の祭壇には代替えとなる祭壇画やオリジナルの複製画が置かれるのが普通ですが、サンタ・ルチア教会では外されたままになっています。これでは、地元の信者の方々にとって、祭壇を拝むには不都合ではないか、と心配してしまいます。

    内陣中央から見た左側壁方向

    こちらは右側壁

    ボケ写真でスイマセン!
    主祭壇の木製「磔刑像」はGiovan Battista Alessiの作品です。

    主祭壇横の「聖母像」ですが、制作者が分かりません。
    この他に聖人の大理石彫刻が幾つかあります。

    「聖ロッコ」

    「聖セバスティアーノ」

    「聖女アグネス」

    Gaetano Perpignaniの「聖母子と四聖人」
    以下の四祭壇画の制作者が分かりません。

    アトリビュートで聖人を識別します。描かれている二人の聖女を特定できますか?


    取り壊された、以前の教会の祭壇画が幾つか残されています。先のシニョレッリの作品もそうです。


    この教会は高台に建っており、眼下には御覧の景色が広がっています。

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