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独断と偏見で楽しむイタリア芸術

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  • from: ミオルッカさん

    2016年03月06日 13時12分12秒

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    プラトーのマリア

    シニョレッリさん

    かってリッピの絵が面白くて追っかけ?を
    やっていた頃の記録です。
    プラトーも懐かしい街です。


    麗しのルクレツィア


    プラトーにフィリッポ・リッピの絵を見に行く。

    市立美術館が改装中で倉庫のような仮設の美術館だった。

    入口を入ると、薄暗い中で受付の叔父さんがサッカー新聞を読んでいる。

    「今日は開いていますか」と尋ねると「チョットまて」と。電気をバタバタと点けはじめた。

    オー。暗闇の中から次々と絵が浮かびあがってきた。

    雨の平日の午前で、私だけの展覧会だ。

    ゆっくり眺めていたら、解説の叔父さんがやってきた。

    「リッピが好きで見に来た」と言うと、

    「そうか、そうか、これがルクレツィアの若い時の絵だ」と教えてくれた。

    「ベルトの聖母」の左すみの女性.



    ウフィツィ美術館にある<聖母子と二天使>の聖母のモデルが彼女と言われている。

    彼がプラトーの聖マルゲリータ修道院から修道女の彼女を連れ出し駆け落ちした話は有名です。

    「彼は活力が疲れを知らず生活に溢れ、世の常識や通俗道徳など一顧も与えず、自由に生涯を駆け抜けた画家だった」と。



    この絵は、ルネサンスに入り実在の人物をモデルに聖人を描くことが始まったそうだが、

    近親感と優美さを兼ね備えた聖母の初めとも言われている。

    「これが彼女の若い時かー。」

    二つの絵が細い線で一つに繋がり、ルネサンスの一部に触れた感じになり、

    幸な一時でした。

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コメント: 全1件

from: シニョレッリさん

2016年03月07日 05時32分45秒

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ミオルッカさん、

コメント、有難うございます。

市立美術館が長らく休館中でしたが、その期間中、市立美術館所蔵の主な作品の代替え展示をしていたのが、フレスコ画美術館でした。

サン・ドメニコ教会の横に旧修道院がありますが、ここにフレスコ画美術館が置かれてます。
ミオルッカさんが入館されたのも、多分ここだと思います。

フレスコ画美術館は、仰るように訪れる人が殆どいないので、見たい人にとって、ちょっとハードルが高い、妙な美術館です。
この頃は、開館日でも扉が閉まっていて、扉にあるブザーを鳴らすと開けてくれるようです。

ドゥオーモ後陣のリッピのフレスコ画ですが、異時同図法で描かれたサロメのモデルを探していて彼女と出会ったと言われているようです。
禁断の恋で駆け落ちした二人を、教皇に取りなして還俗させてやったのがコジモ・ディ・メディチですね。
この辺の話は実に楽しいものです。

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