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from: シニョレッリさん 2016/09/14 16:40:08 icon 美術館・教会巡り(495) モンツァ大聖堂 
 アレンガリオの後方に鐘楼が見えます。鐘楼を目がけて行けばドゥオーモに出ます。 
 代々のイタリア王の戴冠式が行われたのがモンツァ大聖堂です。その際、戴冠するのが有名な「鉄の王冠」です。 
 イタリアの歴史上、重要な教会なのですが、意外にも日本人にはあまり人気が無いようです。 
 ドゥオーモ広場 
 正式名はBasilica Minore di San Giovanni Battistaと言います。
 ロンゴバルドって、ご存知ですか?ロンバルディアはロンゴバルドに由来します。この辺はイタリア史の常識なので、私が書くのもなんですが、ローマ時代の蛮族ゲルマニアの一族がロンゴバルド人で、568年、東ローマ帝国領だった北イタリアに侵攻し、ロンゴバルド王国を樹立しました。
 その王国の主要都市の一つがモンツァで、ロンゴバルドの王妃テオドリンダの夏の離宮がドゥオーモの隣地にありました。
 595年、テオドリンダは離宮の隣に聖堂を建てましたが、その聖堂が前身です。 
 ゴシック様式の現在の建物は、初代の聖堂が老朽化したので、1300年に創建され、1681年に完成した二代目のものです。 
 高さ80mの鐘楼は1606年に完成しました。 
 ファサードのバラ窓の前にあるのは「洗礼者聖ジョヴァンニ像」です。 
 ファサードの装飾 
 ポータル上ルネッタの浮彫が見どころとされてます。 
 「キリストの洗礼」などがあります。   
 クーポラ 
 後陣   
 出入口の両脇にある獅子像 
 長い年月によって摩耗してます。 
 三廊式、ラテン十字形の内部です。 
 イタリア王の戴冠式会場に相応しい荘厳且つ豪華です。 
 左側廊  
 右側廊 
 見どころが豊富なので二回に分けて書きます。
 (つづく)
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from: シニョレッリさん
2016/09/16 09:37:28
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美術館・教会巡り(495) モンツァ大聖堂 続き




















主祭壇と後陣です。
後陣のフレスコ画
後陣は立ち入りが禁止されているので、フレスコ画をじっくり見ることが出来ません。
ドゥオーモの内部は、すべての礼拝堂を含めて壁という壁はフレスコ画で覆われてます。
有名なフレスコ画
この十字架も有名です。
カルロ・フランチェスコ・ヌヴォローネの「エマオの晩餐」(1650)
モンカルヴォの「洗礼者聖ジョヴァンニ(ヨハネ)の斬首」(1590)
この磔刑像も有名です。
17世紀のエミリアの逸名画家による「ご訪問」(1632)
15世紀の「聖母子」(詳細不明)
見どころが豊富と言うよりも過剰と言うべきでしょうか?
説教壇
キリがないので、聖堂内部の紹介はこれぐらいにしましょう。
一旦外に出て付属博物館に入館しました。
ここが博物館 Museo e Tesoro del Duomo di Monza の入り口です。
入口ですが、ファサードに向かって左側にあります。
中は写真不可なので、外部サイトから写真を拝借します。
「鉄の王冠」です。
インターネットがない時代に、ここに初めて行ったのですが、「鉄の王冠」は赤錆だらけの汚らしい王冠と思っていました。恥ずかしい限りです。
「鉄の王冠」で検索すると、その詳細が分かるので、私からのコメントは不要でしょう。
ナポレオンもイタリア王としての戴冠式で「鉄の王冠」を被りました。
「王妃テオドリンダ」も見ることが出来ます。
博物館は一見に値します。
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