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  • from: yeshangさん

    2014年12月15日 22時24分33秒

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    「鉄のあけぼの」上・下 黒木亮著 (日経文芸文庫)

    川崎製鉄を作った西山弥太郎の伝記小説といったものです。

    川崎という名から神奈川県の川崎市を思い浮かべますが、発祥は神戸市です。
    戦前から川崎重工として、造船と鉄の製品を作っていましたが、鉄の一貫製造の構想を持ち、溶鉱炉から圧延、最終品までをの製鉄所を千葉に建設します。

    更には岡山の水島にも広大な製鉄所の建設に取り組む話です。

    スケールの大きさに驚きます。そして、人を動かすことに。
    事業は人が、人材といわれますが、思い知らされる内容です。

    戦後は松下幸之助や井深大、本田宗一郎などの大経営者が出ましたが、西山弥太郎は日本の経済と工業では偉大な存在であることが解ります。

    日本の製鉄業は1985年には1億トンの粗鋼生産量でした。最近もその程度で推移しています。
    当時の中国は3500万トン程度。日本の10倍の人口と26倍の国土のある国で中国の国力の程度を感じていましたが、日本の技術協力で世界の鉄鋼業界を左右するような巨大化に至っています。

    しかし、同じ鉄でも製品の品質、機能、特性は大変な研究開発と作業員の技能にかかっています。今は中国の鉄も良くなったと思いますが、昔はネジ1本にしても素人でもその材料の悪さ、加工の悪さを感じました。

    若い人、技術やプロジェクトに取り組む人にはぜひ読んで欲しい本です。

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