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独断と偏見で楽しむイタリア芸術

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  • from: シニョレッリさん

    2013年03月31日 08時13分13秒

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    「受胎告知」雑感

    聖母マリアの生涯については聖書を読んでも記述が少なく良く分らないのですが、色々な本を読んでみると、パレスティナ・ナザレで紀元前18年頃に生まれ、3歳から9年間神殿に預けられ、12歳の時に大工ヨセフが夫として選ばれたことになっています。今から考えると幼少期に神殿に預けられるのは予想外ですが、当時は普通のしきたりだったようです。
    そして、13歳の時に大天使ガブリエルから受胎告知を受けたとされています。
    日本では13歳の少女というと、中学1年生から2年生ですが、今ではかなり大人びた少女もいるようです。
    イタリアの13歳の女性がどのような風貌なのか、イタリアに行けば必ず見かけている筈ですが、その辺は全く門外漢なので、良く分りません。
    さて、「受胎告知」は定番と言うべき画題で、多くの画家たちが描いていますが、13歳の少女(女性)と言う観点から、それらを概観したいと思います。

    ウッフィツィ美術館にあるレオナルド・ダ・ヴィンチの作品です。少なくても20歳以下、16-18歳くらいに私には見えます。

    この聖母は少し老けて見えますが、皆さんはどうでしょうか。アントネッロ・ダ・メッシーナの「受胎告知される聖母」で、パレルモのシチリア州立美術館にあります。

    「受胎告知の画家」とも言われるベアト・アンジェリコの作品です。サン・マルコ修道院のフレスコです。

    ベアト・アンジェリコの作品で、こちらの方はコルトーナのMuseo Diocesanoにあります。サン・マルコよりも若いように思うのですが・・・

    ウッフィツィ美術館にあるフィリッポ・リッピの作品です。成熟した女性に見えますね。

    ウッフィツィ美術館にある、ボッティチェッリの作品です。18歳以上の女性に見えます。

    こちらの方は、聖母単独の画像がありません。ドメニコ・ギルランダイオのフレスコで、スペッロのサンタ・マリア・マッジョーレ参事会教会にあります。18-20歳くらいには見えますか?

    13歳で受胎告知を受ければ、畏れ多いと逃げ惑うのが自然かも知れません。その解釈は卓越したもので、大いに感心しますが、もう少し幼く描くと良かったと思います。それならピッタリでしょうね。ロレンツォ・ロットの作品でレカナーティ市立美術館にあります。

    こちらの方はイエージ市立美術館で展示されているロレンツォ・ロットの作品です。
    こうして比較してみると、色々と面白いものです。

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    ぐら姐 Yuko

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