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  • from: 窓の雪さん

    2010年03月31日 17時18分21秒

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    重松清「流星ワゴン」

    「死んでもかまわない」そう思った主人公の前にワゴン車が止まった。それは主人公にとって大切な過去への旅の始まりだった。=================

    「死んでもかまわない」そう思った主人公の前にワゴン車が止まった。
    それは主人公にとって大切な過去への旅の始まりだった。
    =========================

    胸にこたえた。
    良い作品だと思う。

    この作品が提示する、男性が父親に対する思いは正に自分に内在するものだ。

    76歳の父は昨年、数度にわたり心臓の手術を受けた。
    カテーテル手術という患者の負担が軽い手術ではあったが、
    患部が心臓であるだけに、
    もうある種の覚悟は決めているようだ。

    その父と自分の関係を投影しつつ、この物語を読んだ。

    何ヶ所か読み続けることが辛い場所があった。
    主人公の行動に歯がゆい思いをすることもあった。
    それでも、甘すぎない終章にたどり着いたとき、
    感動と充足感を覚えた。

    こんな本を書いてみたいと思った。


    ふと、
    女性にこの作品の良さがどれだけ伝わるのかな?
    と思った。

    でも、きっとわかると思う。
    そして、この気持ちを理解できたのなら、その女性の息子さんが父親に反抗した時、その気持ちの一旦を理解できるようになっているだろうと思う。

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  • from: れおさん

    2010年03月30日 21時09分27秒

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    三人暮らし 群ようこ

    三人暮らし群ようこ角川書店リオとミオは双子。蛍姉妹と呼ばれていた。雨上がり決死隊の蛍原徹にそっくりだったからだ。蛍姉妹を含む10のお話〜まず表紙の絵が

    三人暮らし 群ようこ 角川書店                     リオとミオは双子。蛍姉妹と呼ばれていた。雨上がり決死隊の蛍原徹にそっくりだったからだ。蛍姉妹を含む10のお話〜             まず表紙の絵が個性的で温かみがあってよい!佃 二葉さんのかな。長編かと思ったらそれぞれ人物名も違っていたから第1話の“うちの大黒柱”の続きが欲しかった。 10のお話に共通するのはいうまでもなく“三人”ということ。 自分にも書けそう〜と思わせるのが群さんの本なんだけど、書けないんだよね〜これが★

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  • from: れおさん

    2010年03月30日 20時25分43秒

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    獄医立花登手控え 藤沢周平

    獄医立花登手控え(春秋の檻・風雪の檻・愛憎の檻)藤沢周平全集第12巻より江戸小伝馬町牢獄に勤める立花登はまだ青年獄医である。起倒流柔術も覚えあり。様々

    獄医立花登手控え (春秋の檻・風雪の檻・愛憎の檻) 藤沢周平全集第12巻より                       江戸小伝馬町牢獄に勤める立花登はまだ青年獄医である。起倒流柔術も覚えあり。様々な罪を犯した者が牢にやってくる。獄医という仕事柄、牢内外の問題に巻き込まれてゆく…     解説の向井敏さんの「二人の登」が勉強になった!牢が仕事場なんて、嫌になって時々ぱあ〜っと発散したくならないのかしらと思ったら、登の場合はそれが柔術なんだよ。悪いやつを懲らしめるのにこれが役に立つんだ〜。どの話も手抜きは一切なく、しっかり人物と背景が描かれていてさすがでした。

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  • from: ナナさん

    2010年03月30日 14時13分57秒

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    左手に告げるなかれ・・・渡辺容子

    だいぶ前にすばるさん、ハマジンさんが読んで、イマイチと言っていた作品です。あらすじは、もう前出ですので省きますが、これ保安士の出来事を書けばいいものを

    だいぶ前にすばるさん、ハマジンさんが読んで、イマイチと言っていた作品です。あらすじは、もう前出ですので省きますが、これ保安士の出来事を書けばいいものを、保安士が探偵や刑事の真似事をして、いくら自分の元彼の奥さんが殺されたとしても、事件に首突っ込み過ぎだと思うわ。ちょっとありえない〜全体としては面白いとは思うけど、やっぱ餅は餅やにお任せしたほうがね。それにしても、犯人変装上手だね!

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  • from: すばるさん

    2010年03月29日 15時43分41秒

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    「仄暗い水の底から」鈴木光司

    「仄暗い水の底から」鈴木光司角川書店----------------離婚した松原淑美は一人娘の郁子とともにウォーターフロントの高級マンションへと移り住

    「仄暗い水の底から」鈴木光司 角川書店
    ----------------
    離婚した松原淑美は一人娘の郁子とともにウォーターフロントの高級マンションへと移り住む。
    ある日、屋上の高架水槽脇で見つけた子供用キティバッグを管理人に届けた際に数年前にこのマンションで起こった幼児の行方不明事件を知る。
    ----------------
    水と閉ざされた空間を題材にした短編集です。
    ちなみに「仄暗い水の底から」という作品はありません。この短編集の総合的なタイトルです。
    なんてったって鈴木光司ですから「リング」とか「貞子」のイメージが先行しちゃっていたのでかなり身構えて(笑)読みましたが、非常によく出来た作品でした。
    朱川湊人風の軽いホラーって感じで決してゲロゲロどひゃ〜ってものはなかったです。
    ----------------
    Wikipediaで調べたらこの本の短編を元に何作も映画、ドラマ、マンガになってるのね。日本のみならずハリウッド作品にもなっています。
    「リング」の時も感じましたが文章は上手いです。
    暴力的とかスプラッター(血まみれ)物じゃないから毛嫌いしないで読んでみるといいと思います。特に「リング」は一番重要なネタが映画やドラマでは一切出てこないから原作を読むことをお勧めしますよ(^^);
    ----------------
    鈴木光司は原作が控え目で映画が過激。スティーブン・キングは原作が過激で映画は控え目(笑)

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  • from: すばるさん

    2010年03月28日 05時50分07秒

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    「飢え」群ようこ

    「飢え」群ようこ角川書店----------------戦時中に活躍した「放浪記」の作家・林芙美子と群ようこさん本人の性格や考え方を比較するエッセイ。

    「飢え」群ようこ 角川書店
    ----------------
    戦時中に活躍した「放浪記」の作家・林芙美子と群ようこさん本人の性格や考え方を比較するエッセイ。
    ----------------
    久しぶりに群ようこのエッセイを読みました。肩肘張らなくていいわ。
    旅行嫌いだったり、興味のないことにはトコトン無関心でいられるところなんかが自分と似てるからかも(笑)

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    from: れおさん

    2010年03月28日 10時25分20秒

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    「Re:「飢え」群ようこ」私も今、群さんの読んでいるよ〜去年9月に出たものがたまたま図書館にあったから♪

  • from: 窓の雪さん

    2010年03月26日 22時56分17秒

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    立松和平「春雷」

    映画化された「遠雷」の続編。団地や中古車センターが農地を次々と虫食いにしていく地域で、満夫はトマトのハウス栽培を続けていた。妊娠した妻のあや子。満夫の

    映画化された「遠雷」の続編。

    団地や中古車センターが農地を次々と虫食いにしていく地域で、
    満夫はトマトのハウス栽培を続けていた。
    妊娠した妻のあや子。
    満夫の母。
    三人の前に女と駆け落ちした父、松造が現われる。
    ====================

    これは泥臭い小説だ。
    描かれているのは濃密なトマトの薫りに包まれたビニールハウスであり、
    嫁と姑が同居する農家の生活だ。

    ストーリーもストレートであり、筋をひねって見せる小説とは別世界だ。

    周囲が開発され、
    農家としての行く末が見えない閉塞感と焦燥感がある
    妻は姑との関係にストレスを貯めている。
    そうした中、農作業にだけは充足感がある。

    そこへ駆け落ちした父親が戻る

    父親は破滅への道を歩き始めており、
    意識せずに家族をも巻き込もうとする。

    単純なストーリーだが、
    胸にズシリと響く。

    読み始めは鈍重な、野暮ったい感触がある。
    しかし読み進めてみると、
    この本には面白さという軽いものではなく、
    重い読み応えがあることが感じられてくる。

    読んでいる間、
    映画「遠雷」に出演した永島敏行や石田えりがそのまま脳裏で生きていた。

    最後は好きな作品だと思った。

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  • from: ハマジンさん

    2010年03月26日 17時43分28秒

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    悼む人   天童荒太

    会社を辞めた静人は全国を旅して、様々な理由で亡くなった人々のために死者が誰を愛し誰に愛されどう感謝されたかを、遺族や周辺の人達から聞き出して悼む日々を

    会社を辞めた静人は全国を旅して、様々な理由で亡くなった人々のために死者が誰を愛し誰に愛されどう感謝されたかを、遺族や周辺の人達から聞き出して悼む日々を送っていた。
    静人と関わった雑誌記者、夫殺しの過去を持つ女性は次第に静人の影響を受けるようになる。そして静人の帰りを待ちながら末期癌と闘う母親。
    彼らと静人を通して「生と死」を深くえぐる、直木賞受賞作です。
    *****************************

    私はこういう中途半端な自己満足ヤロウがキライです。
    自分の親を大切に出来ないような人がどんなに偉そうな悟ったようなことを言ってもダメだ。そんなに生だの死だのに興味があるならどこかの寺に入って修行なさい、と言いたい。

    「悼む」という言葉を調べましたが「人の死を悲しみ嘆くこと」とありました。
    しかし静人は「冥福を祈る」わけではなく、かと言って「嘆き悲しむ」こともしない。ただ故人の「愛」を無理やりこじつけて祈っているだけのような気がします。ちょっと私には理解できない。

    最後まで余命いくばくもない母のことを知ることもなく旅を続ける静人クンですが、もしあそこで知ったらどうしただろうか。旅を止めて実家に帰ったか、信念とかやらを貫くべく旅を続け、亡くなったあと母を悼むのか。ま、どっちでもいいけどね。

    著者は7年ぶりの長編とかで、気合入れすぎのような気がするなぁ

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    from: すばるさん

    2010年03月26日 18時20分54秒

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    「Re:悼む人天童荒太」>私はこういう中途半端な自己満足ヤロウがキライです。================(*爆*)激しく同意!以下昨年ここでの自己

  • from: ナナさん

    2010年03月26日 11時06分07秒

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    竜の道・飛翔篇・・・白川道

    竜一、竜二の双子の兄弟が、裏と表の世界で活躍する話の第一巻。すばるさんには、かなり不評だった作品ですが、私にはなかなか魅力のある「竜兄弟」です。赤ちゃ

    竜一、竜二の双子の兄弟が、裏と表の世界で活躍する話の第一巻。すばるさんには、かなり不評だった作品ですが、私にはなかなか魅力のある「竜兄弟」です。赤ちゃんの時に廃品回収屋の戸口に捨てられ、養父母に馬車馬のような扱いを受け、18歳になると同時に自分たちの夢に向かって、兄の竜一は、整形し他の人の殻を借り裏の世界で、実業家となり別人として生きる。弟の竜二は、東大を卒業し、運輸省に勤める。彼らの最大の目的を果たすまでの物語なんだけど、第一巻は560ページの長編ですが、なかなか面白く次が楽しみな作品だと思いました。白川道さんは、経営のコンサルタントかなにかをしていて、「株」についてはかなり精通していて全くわからない私でも、わかりやすく書いてあったのが有り難かったです。

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  • from: ハマジンさん

    2010年03月25日 17時38分34秒

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    いつか響く足音  柴田よしき

    両親が亡くなった絵理は一文無しになって中学時代の友人、朱美の住む団地に居候をする。東京郊外の寂れた団地に住む住人たちの、それぞれの人生を描いた連作集。

    両親が亡くなった絵理は一文無しになって中学時代の友人、朱美の住む団地に居候をする。東京郊外の寂れた団地に住む住人たちの、それぞれの人生を描いた連作集。
    ******************************************

    空き家と高齢化の進むニュータウンを舞台に、そこに住む老若男女の抱える過去や事情をうまく絡めながらきれいにまとめている。

    朱美の下の階に住む里子というおばさんは何かとお節介なのだが、普段は一人息子と疎遠になり、隣町に住んでいるのに会えずにいた。里子の作るお料理がとてもおいしそうで、朱美や絵理、その他近所の人が集まってワイワイ食べる場面は、やはり料理はおいしいと言って食べてくれる人がいてのものだなぁ…なんて思った。

    人生の哀しさ、切なさを感じましたが同時に人と繋がる温かさも感じられるいいお話でした。

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