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  • from: KSKさん

    2009/10/12 09:25:05

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    質問

    H-2さんお久しぶりです。

    knobTurnerさん、初めまして。

    いきなりで大変申し訳御座いませんが、2つお聞きしたい事があります。

    どうか、ご教授ください。


    オランダの海兵隊には、7NLSBSとBBEという2つの特殊部隊が存在しておりますが、違いは何でしょうか?

    国家憲兵隊GIGNと陸軍1erRPIMaは、共にフランス国防省所属の特殊部隊ですが、CT任務で限れば、ジブチバスジャック事件、エールフランスハイジャック事件、コモロ紛争と国内外平時、戦時共にGIGNが担当しているイメージがあるのですが、どうなんでしょうか?

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  • from: H-2さん

    2009/10/12 08:46:10

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    「Re:Re:フランス軍の特殊部隊」
    こんにちは、Knob Turnerさん。

    詳細な組織図まで記載していただいて、ありがとうございます(^_^)。

    とても参考になりました。

    「1er RPIMa」は、元SAS連隊だったんですね…知りませんでした(^_^;)。特殊部隊として活動している理由も納得できました。

    > GSAは現在、BFST(陸軍特殊部隊旅団)という組織に変わっていますね。

    2002年に再編されていたんですね(^_^;)。
    偵察や情報収集機能が強化されているようですから、かなり体制の整った特殊部隊のようですね。
    しかも「旅団」規模とは…かなり大規模な部隊ですね。

    それとフランス軍でSEALS、SBSに相当するのは「Commando HUBERT(コマンドー・ユベル)」なんですね。失礼しました(^_^;)。

    また、最近のフランス外人部隊は敷居が高いようですね…。

    そういえば以前、CS放送のナショナルジオグラフィックチャンネルで、フランス外人部隊のドキュメンタリー番組を放送していました。
    番組によれば、外人部隊に入隊しても、フランス語が流暢に話せないと昇任するのは無理だということです。
    また、駐屯地からの脱走も結構あるようで、取材中にもイギリス出身の兵士がアフリカの駐屯地から脱走していました。
    日本人でも脱走した人がいましたよね(^_^;)。

    Knob Turnerさんに記載していただいた組織図を見ると、フランスには本当に数多くの特殊部隊があるんですね。
    これだけたくさんあると、組織間の連携や連絡調整も大変だろうと思うのですが…素人の感想ですいません。

    あと、私事で恐縮ですが昨日、海上自衛隊下総航空基地の基地際に行ってきました。

    普段はこういった自衛隊の祭典には行かないんですが…ヘリなど、いくつか写真を撮ってきましたので、今度、掲示板に掲載したいと思います(^_^)。

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  • from: Knob Turnerさん

    2009/10/06 23:56:35

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    「Re:フランス軍の特殊部隊」
    こんばんは(^-^)

    > >1er RPIMa(陸軍第1海兵空挺歩兵連隊)
    > 名称は空挺部隊ですが、COSの指揮下で活動しているので、米軍のグリーンベレーや、イギリス軍のSASに相当する部隊なのでしょうか?

    はい、おっしゃるとおりです。
    1er RPIMaの起源は、第2次世界大戦中に亡命フランス軍将兵によって結成された第3SAS連隊および第4SAS連隊なんですよ。
    なので、部隊徽章もモットーも英SASのものと非常に似ています。

    余談ですが、大戦中の英SAS旅団はイギリス軍将兵の第1および第2SAS連隊、亡命フランス軍将兵の第3および第4SAS連隊、亡命ベルギー軍将兵の第5SAS連隊から構成されていて、それぞれの部隊の歴史・伝統・文化が現在の英SAS、仏1er RPIMa、ベルギー空挺コマンドー旅団へと引き継がれているんです。


    > また、1er RPIMaから選抜されたGSA(特殊独立部隊)という部隊もあるみたいですね。

    GSAは現在、BFST(陸軍特殊部隊旅団)という組織に変わっていますね。
    そもそもGSAは作戦部隊というよりも、1er RPIMaと4e RHCM(第4戦闘機動ヘリコプター連隊)を統合運用する管理司令部として1997年に創設されました。アメリカで例えると、デルタフォースと第160特殊作戦航空連隊をパッケージ化したような組織ですね。
    1998年になると、4e RHCMの代わりにDAOS(陸軍航空隊特殊作戦分遣隊)が創設され、1999年にはGSAがCFST(陸軍特殊部隊コマンド)へと改編されます。
    それがさらに、13e RDP(第13空挺龍騎兵連隊/長距離における偵察・監視・情報収集任務を担当)を加えて2002年に再編されたものが、現在のBFST(陸軍特殊部隊旅団)なのです。


    > >Commando JAUBERT(海軍コマンドー部隊)
    > 「ウーベル作戦部隊」などと呼ばれる部隊ですね。
    > これは、米軍のSEALSに相当する部隊なのでしょうか?

    Commando JAUBERT(コマンドー・ジュベル)は主に舟艇上陸による急襲作戦と海上における近接戦闘を担当していて、いわゆる米海軍SEALや英海兵隊SBSに相当する部隊はCommando HUBERT(コマンドー・ユベル)になります。


    > また、フランス軍の外人部隊には、2erREP(第2外人パラシュート連隊)という部隊がありますね。
    > これも精鋭部隊ですから、やはり各国の特殊部隊経験者が多いのでしょうか?

    そのようですね。
    日本人のプライベートオペレータで数年前にイラクで戦死した方がいましたが、その方は確か陸自第1空挺団と第2外人空挺連隊での勤務経験があったようです。
    また、聞くところによれば、近年、外人部隊そのものがわりと定員を満たしているようで、毎年殺到する志願者の入隊を断るのに苦労しているという話もあります。よほどの経験や経歴がないと門前払いされたり、運良く入隊試験を受けられたとしても些細な理由で落とされたりするんだとか…(-_-;



    最後に、参考として簡単にではありますが現在のフランス軍特殊部隊の組織構成を書いておきますね(^-^)

    まず、ご存知のように、フランス軍には陸・海・空軍の特殊部隊を統括する組織として、中将を司令官とするCOS(特殊作戦コマンド)があります。アメリカでいうところのU.S. SOCOMですね。
    そのCOSに所属する部隊にも1〜3までの系統があり、いわゆる第1系統の部隊が純粋なCOS直轄の第一線部隊であり、第2および第3系統の部隊は必要に応じてCOS指揮下に組み込まれる外郭部隊という扱いになっています。

    COS(特殊作戦コマンド)
     【第1系統】
       BFST(陸軍特殊部隊旅団)
         ├ 1er RPIMa(第1海兵空挺歩兵連隊)
         ├ 13e RDP(第13空挺龍騎兵連隊)
         └ DAOS(陸軍航空隊特殊作戦分遣隊)
       FORFUSCO(海軍陸戦コマンドー軍団)
         ├ Commando HUBERT(水中作戦および海上対テロ作戦)
         ├ Commando JAUBERT(上陸急襲および海上近接戦闘)
         ├ Commando TREPEL(上陸急襲および海上近接戦闘)
         ├ Commando de PENFENTENYO(沿岸偵察)
         ├ Commando de MONTFORT(ミサイルランチャー、迫撃砲、対物狙撃銃などによる長距離火力支援)
         └ Commando KIEFFER(指揮統制通信・情報システム支援、軍用犬運用)
       DOS(空軍特殊作戦師団/特殊部隊輸送のための長距離輸送機およびヘリコプターを運用)
       CPA-10(空軍第10空挺コマンドー部隊/降着誘導、航空管制、捜索救難)

     【第2系統】
       17e RGP(第17空挺工兵連隊/特殊戦闘工兵)
       GCP(空挺コマンドーグループ/第11空挺旅団傘下の各連隊毎に存在し、所属連隊のための偵察、破壊工作、襲撃などを遂行)
       GSIGN(国家憲兵隊保安介入グループ)
         ├ GIGN(国家憲兵隊介入グループ/言わずと知れた精鋭対テロ部隊)
         ├ EPIGN(国家憲兵隊空挺介入中隊/GIGNの支援および要人警護)
         └ GSPR(共和国大統領保安グループ/フランス大統領の身辺警護)

     【第3系統】
       11e BP(第11空挺旅団)
       BRGE(電子戦情報旅団)
       URH-27(第27山岳歩兵旅団の偵察部隊)
       PCG(戦闘工兵潜水班/各工兵連隊が持つ水中爆破部隊)
       EOP(深部観測班/各砲兵連隊が持つ前方観測部隊。砲撃誘導や砲撃後損害評価を行う)

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  • from: H-2さん

    2009/10/06 16:56:22

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    「フランス軍の特殊部隊」
    こんにちは、Knob Turnerさん。
    詳しい解説、ありがとうございます(^_^)。
    アフガニスタンでは、各国の色々な特殊部隊が活躍していますね。

    アフガニスタンでの各国の行動を見ると、同じEU諸国でも、ドイツは英米と協力関係にあるようですが、フランスは対立関係にあるみたいですね。
    フランスは、イギリスと百年戦争で戦った歴史がありますから、英語圏である英米に対して、フランス語圏として対抗意識があるのかもしれませんね。

    ところで、フランス軍の特殊部隊ですが…種類がたくさんあって、なかなか覚えにくいですね(^_^;)。

    いずれも、COS(特殊作戦軍)の指揮下にあるというのは、なんとなく分かるのですが…以下に少し気になった事を記載します。

    >1er RPIMa(陸軍第1海兵空挺歩兵連隊)
    名称は空挺部隊ですが、COSの指揮下で活動しているので、米軍のグリーンベレーや、イギリス軍のSASに相当する部隊なのでしょうか?

    また、1er RPIMaから選抜されたGSA(特殊独立部隊)という部隊もあるみたいですね。

    >Commando JAUBERT(海軍コマンドー部隊)
    「ウーベル作戦部隊」などと呼ばれる部隊ですね。
    これは、米軍のSEALSに相当する部隊なのでしょうか?

    また、フランス軍の外人部隊には、2erREP(第2外人パラシュート連隊)という部隊がありますね。
    これも精鋭部隊ですから、やはり各国の特殊部隊経験者が多いのでしょうか?

    質問が多くなってしまってすいません(^_^;)。

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  • from: Knob Turnerさん

    2009/10/01 02:47:24

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    「Re:Re:Re:ブラックホーク」
    > 最近忙しくて、なかなか返事ができませんでした。
    > 申し訳ありません(^_^;)。

    いえいえ、お気になさらないで下さい(^-^)


    > アフガニスタンではドイツ軍の特殊部隊「KSK」も活動しているようですね。

    そうですね。KSKは早い段階からアフガン入りしています。
    9/11テロの後、米軍の本格侵攻に際していくつかのCJSOTF(合同統合特殊作戦タスクフォース)が結成されており、そのうちの一つにTask Force K-BAR(タスクフォース・ケイバー)/CJSOTF-S(合同統合特殊作戦タスクフォース・サウス)というのがありました。
    これは、米海軍のNSWG-1(海軍特殊戦グループ1)を司令部とし、SEALチーム3および8、第5特殊部隊グループ(グリンベレー)を中心に、カナダJTF-2、オーストラリアおよびニュージーランドのSAS、ノルウェー、スウェーデン、デンマーク、トルコの各国軍特殊部隊が集まって結成されたタスクフォースで、その中にドイツ陸軍のKSKも含まれていました。
    このTask Force K-BARは総兵力約2700名で、主な任務はアフガン南部においてDA(直接行動)を実施し、タリバンおよびアルカイダの部隊を各個撃破すること。公式記録では、42回の偵察監視任務を実施し、戦闘においては107名の敵兵を捕らえ、少なくとも115名を殺害したそうです。

    現在、Task Force K-BARは既に解散しており、KSKをはじめとする外国軍特殊部隊はTask Force 64というオーストラリアおよびニュージーランドのSASを中心とするタスクフォースに組み込まれています。

    なお、余談ですが、フランスも1er RPIMa(陸軍第1海兵空挺歩兵連隊)やCommando JAUBERT(海軍コマンドー部隊)などの代表的な特殊部隊をアフガンへ派遣していますが、米英中心の特殊作戦タスクフォースの指揮下には一切入らず、ISAF-AF(在アフガニスタン国際治安援助部隊)の直下で活動しているようです。
    この辺りにも米仏の軋轢の根深さを感じますね…(苦笑)

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