新規登録がまだの方

下の[新規登録]ボタンを押してコミュニティに登録してください。

新規登録(無料)

登録がお済みの方はこちら

コミュ二ティポイントのご案内

詳しく見る

カジュアル哲学 (続)

カジュアル哲学 (続)>掲示板

チャットに入る

サークルに参加する

サークル内の発言を検索する

新しいトピックを立てる

サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。

閉じる

  • from: 倭寇の末裔さん

    2011年05月31日 07時10分58秒

    icon

    責任の哲学 (6)

     日本には、周りに知った人が居ない旅先では、何をやってもよいというような「旅の恥はかき捨て」という言葉もある。
     これは、いかにもベネディクトの言う、日本人の「恥の文化」説を裏付けるような諺であるが、英語でも「Once over the borders、 one may do anything.」(国境を越えればし放題)という言葉があるから、程度の差であろう。しかし、日本人に世間体とか世間への顔向けを気にする国民性があることは確かである。
     ベネディクトは、この考え方を演繹して、「『恥の文化』から、日本人の責任感の強さ、正義感、几帳面さ、正確さを尊ぶ気質が日本のあらゆる社会システムを作ったに違いない」と述べている。
     しかし、このような気質はドイツ人にも見られる。ル-ルをよく守る点も日本人に似ている。
     だが、ドイツ人の場合は、ものを買う際は、値段価値相応のものが来ないと、徹底的に文句をつけ、納得のゆかないまで引かないが、日本人は、よほどのことでもない限り、「まあ いいか」で、文句もつけない人が殆どである。周りの人の目を気にして、みっともないと思うのであろう。

    • コメントする

      サークルで活動するには参加が必要です。
      「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
      ※参加を制限しているサークルもあります。

      閉じる

    • 0
    • 拍手する

      サークルで活動するには参加が必要です。
      「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
      ※参加を制限しているサークルもあります。

      閉じる

    • 0

    icon拍手者リスト

  • from: 倭寇の末裔さん

    2011年05月30日 06時53分30秒

    icon

    責任の哲学 (5)

    ・日本人の責任感の特性と変貌
     アメリカの文化人類学者ル-ス・ベネディクトは、その著「菊と刀」のなかで、西欧の文化が「罪の文化」であるりのに対比し、日本の文化は「恥の文化」であると述べている。
     この場合の「罪」とは、キリスト教の言う「原罪」つまり、エデンの園で、イブが蛇に唆されて禁断の木の実をアダムに食べさせたために、神の怒りに触れ、エデンの園から追放されたというものである。
     「罪の文化」とは、これをベ-スにして、道徳や良心に照らして、自分の犯した罪について、他人に知られていなくても、心をさいなみ、苦しむことであると説いている。
     しかし、実態は、法に触れなければ責任を感じる必要はない、という意識なのだと思う。
     これに対して「恥の文化」とは、周囲の目とか、世間体、周囲に与える感じを気にするが、悪事を犯しても他人に知られていなければ、恬淡としているのが日本人の特性であるする説である。
     

    • コメントする

      サークルで活動するには参加が必要です。
      「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
      ※参加を制限しているサークルもあります。

      閉じる

    • 0
    • 拍手する

      サークルで活動するには参加が必要です。
      「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
      ※参加を制限しているサークルもあります。

      閉じる

    • 0

    icon拍手者リスト

  • from: 倭寇の末裔さん

    2011年05月29日 09時44分03秒

    icon

    責任の哲学 (4)

     これは、政治家や公職にある者が、法には違反しないが、好ましからざることをやったときに、その責任を追及しようとする場合に、よく使われる言葉である。
     05年の郵政民営化総選挙の際に、民営化反対の旗振り役であった、亀井静香を落選させようとして、当時、IT起業成功者として有名になっていた「ホリエモン」こと堀江貴文を刺客として公認し、立候補させたことがあった。結局ホリエモンは落選したが、その直後、彼は決算書偽装の有価証券取引法違反で検挙されたのである。
     このとき、彼を公認候補とした小泉首相、武部幹事長が、野党から、その道義的責任を問われた。
     また、当時の白川日銀総裁が、同じく起訴されていたヘッジファンドの村上ファンドに出資していたことでも、道義的責任が問われた。
     この「道義的責任」の「道義」は、道徳と同義であるが、「道徳的責任」とは言わずに「道義的責任」と言うのは何故なのか。
     道徳というと、崇高な語感がするが、「道義」というと、これより一段軽いニュアンスになるから、手ごろで、使い易いからではなかろうかと思う。

    • コメントする

      サークルで活動するには参加が必要です。
      「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
      ※参加を制限しているサークルもあります。

      閉じる

    • 0
    • 拍手する

      サークルで活動するには参加が必要です。
      「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
      ※参加を制限しているサークルもあります。

      閉じる

    • 0

    icon拍手者リスト

  • from: 倭寇の末裔さん

    2011年05月28日 08時06分47秒

    icon

    責任の哲学 (3)

    3管理責任
     組織体で、管理、監督しなければならない任にある者が、その組織体に関係するトラブルが発生した場合に、監督不十分と看做されて負わされる責任である。
     自分が仕出かしたトラブルではないが、そのようなことが起こらないように、日頃から管理、監督しなけりばならないのに、それが不十分であったと看做され、責任を負わされるのである。
     「看做す」ということは、そうではないかも知れないが、そうでなくても、そういうことに決めてしまうという意味である。
     この管理責任はプライベ-トな関係でもある。
     夫婦間で、子どもの躾けなどの問題で、「お前の責任だ」「いいえ、貴方の責任よ」などと押し付けあう場面があるが、これも子どもに対する管理責任という意味とも言える。が、本当は原因の押し付け合いである。
     「責任」はこの三つに分類されるが、言葉としては、いろいろな冠詞のつく責任がある。その一つは「道義的責任」である。
     

    • コメントする

      サークルで活動するには参加が必要です。
      「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
      ※参加を制限しているサークルもあります。

      閉じる

    • 0
    • 拍手する

      サークルで活動するには参加が必要です。
      「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
      ※参加を制限しているサークルもあります。

      閉じる

    • 0

    icon拍手者リスト

  • from: 倭寇の末裔さん

    2011年05月27日 07時11分28秒

    icon

    責任の哲学 (2)

     「責に任ずる」とか「責めを負う」というが、これに該当する「責任」という言葉にもいろいろある。これは大きく、次の三つに分類できると思う。
    1自己責任
     英語では「ON YOUR LISK」という言葉ず使われるが、自分の自由意思でやったことなのだから、その結果が悪くとも、他人のせいには出来ないよ、自分で処理しなさいよ、という意味である。
     かって、外務省の警告にも拘わらず、単独でイラクに入り、反米の武装勢力の人質になってしまった日本人がいたが、これは「自己責任」であるから、その救出に政府が関与するのはどうか、という議論がなされてことがあった。
    2法的責任
     刑事法規、民事法規で決められている法的責任である。故意と過失責任がある。ただし、心神喪失、心神耗弱の場合は、刑が減免される。ただ、飲酒による心神喪失などは、「原因において自由な行為だ」つまり酒を飲む、飲まないは自由選択できるから、という理由で、認められない。
     また、「立証責任」も法的責任に含まれる。

    • コメントする

      サークルで活動するには参加が必要です。
      「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
      ※参加を制限しているサークルもあります。

      閉じる

    • 0
    • 拍手する

      サークルで活動するには参加が必要です。
      「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
      ※参加を制限しているサークルもあります。

      閉じる

    • 0

    icon拍手者リスト

  • from: 倭寇の末裔さん

    2011年05月26日 04時57分54秒

    icon

    責任の哲学 (1)

     企業で何が大きなトラブルが起こると、即「社長は、責任を取って辞任せよ」などの声が上がり、責任者交代という形で、一件落着とまではゆかなくても、騒ぎが一応は沈静化するというような場合が少なくない。
     「責任を取る」ということは、このような、「看板の架け替え」「通過儀礼」みたいな操作で済む問題ではないと思う。
     そこでも責任の問題について考えてみたいと思う。
    ・責任の語源と意味
     英語では、RESPONSIBILITYというが、そもそもは「何か
    に応答する」というのが語源のようである。
     ロ-マ帝国時代には、法廷で自分の行為を弁明するという意味に用いられていたという。
     「弁明」というと、「申し開き」とか「言い訳をする」とかのニュアンスになるが、それだけで、責任を果たしたということになるわけではないのだから、これでは一寸ピンとこない。
     このような語源はさておき、「責任」とは何か。

    • コメントする

      サークルで活動するには参加が必要です。
      「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
      ※参加を制限しているサークルもあります。

      閉じる

    • 0
    • 拍手する

      サークルで活動するには参加が必要です。
      「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
      ※参加を制限しているサークルもあります。

      閉じる

    • 0

    icon拍手者リスト

  • from: 倭寇の末裔さん

    2011年05月25日 09時38分04秒

    icon

    知る権利と知らせる責務 (26)

     {大変だ、大変だ」という執拗な過剰報道が、いらざる風評被害を拡大し、各国が日本製品の輸入制限に踏み切ったり、外国人が日本から逃げ出したり、外人観光客が激減したりすることにつながっているのだ。
     そればかりではない、こんな報道ばかり見ているために、外傷性心的障害を起こしている子ども、女性も増えているという。
     こういうテレビ放映は、見まいとするのだが、ニュ-スくらいは見ておかないとと、テレビをつけてしまうから、いやでも見せ付けられてしまうのです、という人が多い。その通りだと思う。
     何で、このように執拗に、報道をし続けるのか、NHKの公共放送としての使命は分かるが、それにしても、このような弊害を生むほど執拗にやらねばならないのか。
     国民の同情を喚起して、義捐金を増やそうという意図とも思えない。
     「過ぎたるは及ばざるに如かず」ということばがあるが、「知らせる責務」もその例外ではない、あまりにしつこ過ぎるような報道は、上記のようなマイナス効果だけでなく、却って視聴率を下げてしまうことにも留意すべきであろう。
     

    • コメントする

      サークルで活動するには参加が必要です。
      「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
      ※参加を制限しているサークルもあります。

      閉じる

    • 0
    • 拍手する

      サークルで活動するには参加が必要です。
      「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
      ※参加を制限しているサークルもあります。

      閉じる

    • 1

    icon拍手者リスト

  • from: 倭寇の末裔さん

    2011年05月24日 09時28分26秒

    icon

    知る権利と知らせる責務 (26)

    ・過剰な報道への疑問
     '11年3月11日、東日本大震災が発生した。マグニチュ-ドし9の烈震と14,5ル-トルの大津波が茨城以北の太平洋沿岸に襲いかかり、沿岸の市町村は壊滅、死者3万人以上、被災者15万以上、被災家屋15万以上という大災害を齎した。
    その上、被災地にあった東電の福島第一原発が、地震と津波で大事故を発生させ、海陸を高い濃度の放射能で汚染させ、それによる30キロ範囲の住民の避難、農畜水産物の汚染やそれによる甚大に風評被害にともなう経済損失を惹起させた。
     この大震災に関する報道も凄まじいものがあった。発生いらい今日まで3ヶ月というものは、テレビ、新聞は、災害の報道一色に塗りつぶされた
    感がある。
     特に、公共放送であるNHKは、番組変更が自由にできる関係もうあって、朝から晩まで46時中、災害関係放映の連続であった。これを90日もやられては視聴者が参ってしまう。

    • コメントする

      サークルで活動するには参加が必要です。
      「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
      ※参加を制限しているサークルもあります。

      閉じる

    • 0
    • 拍手する

      サークルで活動するには参加が必要です。
      「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
      ※参加を制限しているサークルもあります。

      閉じる

    • 0

    icon拍手者リスト

  • from: 倭寇の末裔さん

    2011年05月22日 10時10分13秒

    icon

    知る権利と知らせる責務 (25)

    4自分の考えを決める
     すべての問題について、自分の考えを決める必要もない、不可能でもある。
     殆どの問題は読みっぱなし、聞きっぱなしでよい。
     自分に関係があること、興味かあることにだけ絞ればよい。それについて、自分の考えをまとめ、この情報に関するコメントを考えてみることである。これを文字にしてインタ-ネットにでも投稿すれば完全なまとめになるであろう。それは不特定多数のひとに対する一つの働きかけである行動である。
     こういう姿勢が欠ければ、いくら「知る権利」が尊重され、「知らせる権利」が充実しても、それを受け取る側が不十分だから、意味が薄い。
    これらの姿勢を強化することが、真の民主主義社会の成熟につながるものであると思う。

    • コメントする

      サークルで活動するには参加が必要です。
      「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
      ※参加を制限しているサークルもあります。

      閉じる

    • 0
    • 拍手する

      サークルで活動するには参加が必要です。
      「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
      ※参加を制限しているサークルもあります。

      閉じる

    • 1

    icon拍手者リスト

  • from: 倭寇の末裔さん

    2011年05月21日 17時11分52秒

    icon

    知る権利と知らせる責務 (24)

    2情報を理解する
     マスメデイァが報じる情報そのものは、断片的なものである。その断片的な情報には、すべてその背景もあるし、経緯もあり、他の情報との関連もある。その全体構造を理解しなければ、その事柄に関して情報を理解したとは言えない。勿論それらの詳細を掴むことは、専門家ではない素人には無理だが、大きな骨格はつかめるし、その程度の理解でよいと思う。
     それが、その情報に対する賛否は別として納得ということであろう。断片情報では納得は出来ないはずである。
    3情報を判断する
     情報の伝え手は、人間であるから、その人間やその人が属する組織の性格などによって、多かれ少なかれ、色づけされている。それによって、情報が歪められるほどのことはなくても、表現の仕方やレトリックの如何で、情報のニュアンスが微妙に違ってくる。
     これを嗅ぎ分けても真実を掴み取ることである。
     

    • コメントする

      サークルで活動するには参加が必要です。
      「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
      ※参加を制限しているサークルもあります。

      閉じる

    • 0
    • 拍手する

      サークルで活動するには参加が必要です。
      「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
      ※参加を制限しているサークルもあります。

      閉じる

    • 0

    icon拍手者リスト

もっと見る icon