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  • from: 倭寇の末裔さん

    2015年03月31日 09時20分37秒

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    21世紀の資本 (5)

    全国の母子家庭は、2011年には1998年比1.5倍の123万所帯に上るというが、その平均年収はわずか201万円で、子どもがいる平均所帯の40%という低さである。
     その低所得の影響は、子どもの学力レベルの差としても現れている。
     お茶の水女子大学が行った調査によると、2013年に行われた学力テストを分析した結果、親の収入が高い家庭の子ども程学力が高く、収入が低い家庭の子どもとの学力差は本人の努力などでは挽回が難しいということが分かったという。
     経済的に家庭が豊かであれば、家庭教師を付けたり、塾に通わせたりもできるが、食うたけで精一杯の所帯ではそこまで手が回らないこともあろう。それは当然学力に影響するであろう。
     親の収入の差は大学進学率の差としても現れている。
     現在の全国の大学進学率は、50%を超えるが、一人親の所帯では24%と半減しているのだ。
     このように、貧しい家庭の子どもは、教育機会を失い社会的流動性の低下をもたらし、全体としての社会的な能力開発が阻害される結果、経済成長にも影響を及ぼすことになるのである。


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  • from: 倭寇の末裔さん

    2015年03月30日 09時55分51秒

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    21世紀の資本 (4)

    このような消費者行動が予想されれば、企業も内部留保を投資や増産に回すことを躊躇するであろう。
     これらの儲けの好循環サイクルを阻害する要因が潜在している日本では、アベノミクスが成功する可能性は低いと思う。
     確かに、日銀の融緩和政策の継続、年金積立金の株式運用枠の増大などで、余剰資金が株式市場に回り、株価は値上がりしてはいるが、これは日本経済の実態とは乖離した株高で、しかも株式購入の60%が国外投資家すなわちベッジファンドが占めているのだから、いつなんどき大暴落がおきないとも限らないリスクを背負っているのである。
    ・所得格差は経済成長を損なう?
    最近りOECDの分析によると、所得格差が縮小している国のほうが、所得格差が拡大している国よりも経済成長のスピ-ドが速いとされている。
     例えば、所得格差が拡大していろメキシコやニュ-ジランドでは、過去20年の間に成長率を10%低めたと見られ、また、イタリア、イギリス、アメリカでも6~7%は低められたと推定されるという。 
     その原因は、低所得層で教育投資不足になり、子弟の教育水準が低下することにあると言われている。

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  • from: 倭寇の末裔さん

    2015年03月29日 07時19分44秒

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    21世紀の資本 (3)

    ・富裕層の儲けの好循環は成立するか
     しかし、これには条件がある。その条件は個人の場合と企業の場合とでは異なる。
     個人の場合の条件は次の二つである。
    1儲けた者がその儲けに応じて消費を増やす
    2儲けた分を投資に回す
     この条件がなく、儲けた分が貯蓄に回されることになれば、低所得層におこぼれが回ることにはならない。
     企業の場合の条件は次の三つである。
    1儲けに応じて、従業員に還元して給与を増やす
    2投資に回し雇用を増やす
    3増産を行い、雇用を増やすか給与支払いを増やす
     この条件がなく、儲けた分が社内留保されれば、低所得層にカネは回らないことになる。
     これは、カネの好循環の起因となる儲けた側の行動条件であるが、この条件が満たされてカネガ回ってきた低所得層の増分収入についても同じことが言える。
     アベノミクスの経済再生の考え方もこれに沿っているが、日本の場合はまた別の難しい問題がある。
     それは、年金、医療、介護等の社会保証に対する将来不安である。 
     現在の年金水準でも不十分であるが、高齢者層の増加、少子化の継続を考えると、多少収入が増えても、個人ベ-スでは、社会保障の先細りによる老後の不安に備えて貯蓄に回さざるを得ず、消費には回らないであろうという問題があるということである。
     

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  • from: 倭寇の末裔さん

    2015年03月21日 09時11分52秒

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    21世紀の資本 (2)

    過去200年のデ-タでは、rは年平均5%前後であるが、それに対してgは1~2%の範囲を維持している。つまり、r>gと言う関係が、富裕層と低所得層との所得格差を拡げていることが分かる。
     事実19世紀後半から20世紀初頭にかけて、フランスでは上位1%の者が、国富の60%を所有していたのである。
     しかし、1930年~1975年の間は、二度の世界大戦や世界恐慌のために相続税率や所得税率が引き上げられたため、富裕層に対する課税が強化された。これにより所得格差は縮小した。
     だが、1970年代後半からは、富裕層、大企業に対する減税政策が実施され、再び所得格差は拡大に転じた。
     これは、自由主義経済、市場主義経済では、民間の経済活動に公共が介入すべきでなく、儲けられるものは、儲けることが、そのおこぼれを所得下部階層に波及させ、全体の経済水準の引き上げに繋がるという経済好循環思想によるものであ
    る。

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  • from: 倭寇の末裔さん

    2015年03月15日 09時19分13秒

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    21世紀の資本 (1)

    フランスの経済学者、トマ・ピケティの著、「21世紀の資本」がこのところにわかに注目されている。
     950ページもの分厚い本であるにも拘わらず、その売れ行きは、2014年の発売以来半年で50万部、現在では世界10ヶ国で100万部を超えているという。
     この本の特徴は、200年以上遡る膨大な資産や所得のデ-タを収集、分析した所得格差に関する研究成果である点である。その研究には18年間も費やしたという。
     このことだけでも、ノーベル賞に値するという学者もいるほどである。
     200年もの間のデ-タでは、その間の統計のとり方や精度の面でかなり差があるはずで、それをどのように処理したのか、その点に疑問は残るが、まあこの点は問うまい。
     近年各国では、所得格差が拡大傾向を示す傾向が強いことから、所得格差の法則を研究したこの本が注目されたということもあるであろう。
    ・歴史的な所得格差の推移
     ピケティの研究の眼目は、資本収益率(r)と経済成長率(g)との関係分析であるが、この関係を歴史的にみるとどうなっているのか。


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  • from: 倭寇の末裔さん

    2015年03月10日 15時09分38秒

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    人間をやめたくなる日 (13)

     こう考えていくと、未来社会の人間生活に影響を及ぼすすべての要因が人類の華麗なる終焉にそのベクトルが向いているように思われるのである。
     これはキリスト教の「ハルマゲドン」とは違う。ハルマゲドンは、黙示録に述べられている最終戦争で、神に敵対する勢力とイエスキリストに率いられた神の軍団との最終戦争だと云われているが、このような荒唐無稽な神話ではなく、自然的、社会的な人類生活環境の変化に影響する諸要因の性質と動向をク-ルに考察、推測した結果に基づく想定である。
     平家物語の冒頭に有名な名文がある。
     「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり、沙羅双樹の花の色、盛者必滅の理をあらわす。奢る者久しからず、唯春の夜の夢の如し。強き者も遂には滅ぶびぬ。唯風の前の塵に似たり」と。
     以って瞑すべしか。
     

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  • from: 倭寇の末裔さん

    2015年03月08日 09時35分58秒

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    人間をやめたくなる日 (12)

     筆者はこのシリ-ズのなかで、人間は三つの「パンドラの箱」を開けてしまったと述べたことがある。
     パンドラの箱を開けるという意味は、人類が作り出したものであるが、その結果、どう仕様もなくなってしまった。手のつけようがなくなってしまっている状態になっているという現象をいうのである。

     第一のパンドラの箱ははエデンの園で、アダムとイブが開けたパンドラの箱である。
     だが、これは神話の世界の寓話にすぎないからどうということはない。が、問題は後の二つである。
     第二のパンドラの箱は、原子力である。
     原子力は原爆という兵器と、民生の医療やエネルギ-として応用されている。原爆は人類ばかりでなく、すべての生物を破滅させる兵器として封印同様になっているが、これが自爆テロの手に渡ったら、自爆テロはこれを躊躇なく使うであろうし、人類の危機が始まることが必至である恐怖の代物なのだ。世界はこのリスクを防止するために、核拡散防止に必死だが、核の拡散を止めることは至難の技である。
     第三のパンドラの箱は「IT技術」である。
     ITは、瞬時に世界を結ぶコミニケ-ションネットワ-クシステムと民生、軍事のあらゆるシステムを自動化するツ-ルとして、人類の生活にまさに革命的な貢献を果たしている。
     しかし、その半面、その複雑な回線経路や発信元の秘匿性、遡及の困難性から、尻尾をつかまれない完全犯罪的な犯罪ツ-ルとして悪用される結果をもたらしている。
     また、使用済み原発燃料はその強烈な毒性が消失するまでに何十万年もの年月を要することから、その廃棄場所の選定に困難を極めているのだ。

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  • from: 倭寇の末裔さん

    2015年03月07日 06時52分21秒

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    人間をやめたくなる日 (11)

    人類の消滅と符合するかも
     植物学の分野では、一種類の植物が繁茂して、その絶頂期に達すると、すべて枯死してしまうと云われている。
     この例は身近にもある。
     戦後、原産地アメリカの「黄色背高粟立ち草」がアメリカの荷物に付着して日本に入り込み、九州から始まって瞬く間に東北地方まで広がった。日本古来の薄を押しのけて、繁茂した。秋になると鉄道線路脇にはズラリと黄色い花を一斉に咲かせた。それは綺麗というより見苦しくおぞましい感じの花であった。
     その粟立ち草がいつの間にか一斉の姿を消したのだ。これは人間が駆除した結果ではなく、自然に枯死してしまったのである。
     その原因は、繁茂し過ぎて、根から毒素が出過ぎたため自滅したものだという説があるが、その当否は分からない。
     この様な現象は、植物だけでなく、一切の生物にも当てはまるかも知れない。
     長年の進化を経て今日に達した人間も、この4~50年で繁栄の絶頂期に達するであろう。文明もその時期には絶頂期に達するのであろう。
     人工知能リスクが頂点に到達するであろう予想時期もその時期に符合するのである。

     そればかりではない、経済成長の副作用である地球温暖化による地球の生物生存環境の悪化、即ち、海水温度の上昇による豪雨、豪雪、台風、ハリケ-ンの多発化と長大化、竜巻の多発と大工規模化などの異常気象の定常化などもその頃には、限界に達する可能性も高いのだ。
     それは人類のみならず、あらゆる生物の急激な衰退と消滅を意味するものであるかも知れないのだ。



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  • from: 倭寇の末裔さん

    2015年03月06日 08時47分57秒

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    人間やめたくなる日 (10)

     何時何をしていたか、誰と話しをし、何を話していたかなど等公私に亘って、個々人のすべての行動がは把握され、記録されるのである。
     その結果を利用しようと想えば、その用途は多様である。
     人事評価、人事配置,仕事に対する適性度判断、昇進、昇格、健康診査、性格判断、協調性、組織に対するロイヤルティの度合い、入社、入学判定、結婚の合い性判断など等に利用することが出来る。
     その一方では、DNAの研究、解明のが急速な発展を示しており、個々人のDNAの組み合わせ、配列から、どんな仕事に向いているか、どんな病気に罹患する確率がどのくらいあるか、寿命はどのくらいかなどの判定、予測が可能になりつつあるのである。
     このような技術も人工知能に組み込まれるのは必須であろう。
     こうなると、個々人のプラバシ-保護の権利などは踏みにじられるどころか、個々人の自由さえも奪い取られてしまうのだ。
     それは個々人の人生そのものが人工知能にコントロ-ルされ、振り回されることを意味する。
     人間誰しも、「自分らしく生きたい」「自分が想うとおりに生きたい」と願っているが、このように人口知能にコントロ-ルされることになれば、その人間性は完全に否定されることになるのである。
     人が人間をやめたくなる日とはこのときである。

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  • from: 倭寇の末裔さん

    2015年03月05日 08時51分02秒

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    人間をやめたくなる日 (9)

     宇宙物理学のスティ-プ・ホ-ニン博士は、生物が進化する速度は遅いから、コンピュ-タ-とは互角に競争することは困難である。いずれ人間はその地位をコンピュ-タ-に奪われることになるであろう。
     人間は人工知能を信頼し切ってそのリスに気がつかない危険があると述べている。
     人工知能の発展で、現在人間がやっている仕事が人工知能に奪われることは問題ではない、昔からぶんめいの発展に伴って、乗り合い馬車が電車にその仕事を奪われ、人力車がタクシ-に仕事を奪われて来たのである。
     そんなことには人は慣れっこになっているからそれほど問題視することでもない。
     人工知能の発展で、最も注意しなければならないのは、人間が人工知能によって、コントロ-ルされ、人生を振り回されかねなくなることである。
     国民皆ナンバ-制は2020年前後には実施されるのであろうが、これをベースに、全国民にチップとセンサ-を植え込みモインタ-ネットに繋ぐようなことになるかも知れない。
     小さな半導体の板にトランジスタ-や抵抗、コンデンサ-を埋め込んだ集積回回路どあるチップと、自然現象、空間、時間情報を人間や機械が扱い易い別媒体の信号に置き換える装置であるセンサ-を個々人に埋め込んで、それがITネットにつなげられたらどうなるか

     そうなれば、個々人の46時中の一挙一動がことごとく把握、記録されてしまうことになるのだ。そうなれば、個人のプライバシ-もへちまもなくなってしまう。

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