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  • from: 倭寇の末裔さん

    2013年08月30日 08時48分50秒

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    選択の科学 (12)

     たしかに、人を叱るときも、一呼吸おいて叱るほうが、感情に走らないで、冷静に叱れることになる。しかし、それは選択の問題ではなく、怒りが収まって冷静に考えられるようになったことの効果であると思う。
    2五つの基本的欲求の考え方
     五つの基本的欲求とは「楽しみ」「生存」「自由」「愛、所属」「力」であるという。
    「楽しみ」は、娯楽だけでなく、ユ-モア、好奇心、成長、独創性なども含む。
     これらの欲求度は、人によって異なるが、自分の努力だけで出来るもの、出来ないものがある。相手が要る「愛、所属」「力」などは独力では困難である。
     この五つの欲求を挙げたのは、選択のねらいとか動機になるものという意味であろうが、「筋を通すため」「義のため」「社会のため」「信仰や使命のため」と言う動機もあると思う。
     グラッサ-は「コントロ-ル」という言葉を多用する。彼の言う
    コントルロ-ルは、「批判する」「責める」「罰する」「脅す」「文句を言う」等相手が嫌がる言動で、これが人間関係を壊すことになるから、このような言動を選択することは良くないという。これはその通りだと思う。


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  • from: 倭寇の末裔さん

    2013年08月28日 08時42分03秒

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    選択の科学 (11)

    ・グラッサ-の選択理論
     アメリカの精神科医ウイリアム・グラッサ-の説く選択理論がある。
     これは、それまでに唱えていたコントロトロ-ル理論を1994年に改名したものだが、その説をのあらましを紹介してみよう。
    1人間の行動理論
     二つのパタ-ンがある。
     その一つは外部からの刺激があった場合に、それに、反射的、刹那的に、即反応して行動するパタ-ンであり、いま一つは、そうではなくて、その刺激に最適な反応の仕方を判断して、選択的な行動をとるパタ-ンであるという。
     前者の場合は、ときとして人間関係を悪化させたりするが、後者の場合は、その行動を選択した自分にあるから、問題が生じても相手を傷つけることは少ない、というのである。
     これは選択的行動のほうが好ましいという主張だが、いささかこじつけの感がある。
     よく、女性がヒステリ-を起こしてあらぬことを口走って、あとで謝ったりするのは前者であろう。それで人間関係がマイナスに働くことも確かである。
     しかし、その刺激が悪意であった場合、間をおいて、相手を完膚なきまでに、打ちのめすための方策の選択肢をジックリ考えて、最も効果的な方法を選択し、行動することもあるであろう。そのほうが人間関係破壊の度合いは大きいと思う。
     このような場合もあるから、選択反応が常に穏便とは言えないと思う。





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  • from: 倭寇の末裔さん

    2013年08月26日 07時20分11秒

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    選択の科学 (10)

     偶然も予期しない出来事である。運命にも偶然が絡まることがある。
     1985年の羽田発大阪行き日航機の墜落事故の際、たまたま同便の搭乗券を買い損ねた人が、同便の搭乗をキャンセルしたい人と偶然にめぐり合い、搭乗券を譲ってもらった結果、片方は事故で遭難死、片方は命拾いをしたという事案があった。これは遭難死したほうにとっては、誠に不運な運命となった。
     しかし、このように、偶然と運命が絡む例は極めて稀であろう。
     運命と偶然は、重大度の次元が全く違う。
     両者とも予期しない出来事ではあるが、偶然に街中で旧知の人に出逢ったとか旧友に出逢ったとか、というようなことで、その人の人生に影響を及ぼすことはないが、運命は大きな影響を与える点が、次元が違うという意味である。
     災害に対しては「正しく怖がれ」という言葉がある。これは災害という運命に対しての心構えを説いているもので、ただ怖がるのではなく、災害による被害を最小に留めるために何が出来るか、どんな防衛策を建てるか、を考えて、実行しなさい、という訓えである。が、偶然に対してはこのようなことは言わない。偶然には自分の運命を代えてしまうような怖いことは起こらないからである。
     
     

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  • from: 倭寇の末裔さん

    2013年08月25日 10時11分45秒

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    選択の科学 (9)

    激甚な地震や津波のような地域全体をおおう天災に遭うことも、個々人にとっては運命である。個々人の人生に多大な影響を与える出来事になるからである。
     しかも、このような運命がいつ自分に降りかかってくるかは分からないのだ。
     人は、明日も今日と変わらないであろうと思って、毎日を送っている。そう思うしかないからだ。そう思ってよいという根拠などあるわけでもないのにだ。
     地震予知情報で30年い以内に70%の確率で震度7以上の地震がくるであろう、ということを知らされていても、「まだまだ大丈夫だろう」と受け取るのが心情である。人は自分の都合のよいように解釈する癖があるからだ。
     「神のみぞ知る」ということばが使われたりするが、それは誰も分からないという意味なのだ。
     
     しかし、運命は、それに遭遇した時点ではそれが自分の人生に与える吉凶は分からない。それが、最も確実に分かるのは、その人の棺が覆われたときであろう。
     「人間万事塞翁が馬」という諺があるが、初めはラッキ-であると思っていても、どう変転していくか分からないからである。逆も真なりで、不運と思われる運命もその後良い方向へ向った事例もすくなくないのだ。徳川時代末期のジョン・万次郎の遭難事例もそうである。
      こう考えてみると、人にとって運命とは「不確定の人生与件」だと思うしかあるまい。

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  • from: 倭寇の末裔さん

    2013年08月24日 10時08分40秒

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    選択の科学 (8)

     そんな年まわりに生まれたのが不運だったのだが、それ自体はどう仕様もないめぐり合わせだからである。
     幼くして両親が亡くなって孤児になったというのも運命である。
     「運が強い、弱い」という言葉がある。
     筆者のメル友で、通信専門学校卒だが。徴兵され、配属された部隊で、騎馬兵に任命された。彼はそれまで、馬にも触ったこともなかったが、何とか乗馬できるようにはなったという。
     そのうち、米軍の反撃が強くなり、部隊はサイパンの守備隊として移動させられることになったが、サイパンでは騎馬隊は必要ないとして、彼は除外され、他の部隊に転属を命ぜられた。
     サイパンに行った部隊は米軍の攻略で全員玉砕したが、彼は生き残ることが出来たのだ。まさに幸運とはこのことであろう。
     この幸運は更に続く。
     
     彼は、中国、仏領インド支那と転戦したが、輜重部隊所属であったから、戦闘には参加せず、敗戦後も食糧は豊富で、水牛ではあるが、毎日ビフテキを食べられたという。彼が食べるのに苦労したのは、日本に送還されてからであった。
      もし配属先が満州で、敗戦によってシベリア送りにでもなっていたら、えらい目に遭っていたであろう。
     これもすこぶるラッキ-な運命であろう。


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  • from: 倭寇の末裔さん

    2013年08月24日 10時06分10秒

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    選択の科学 (8)

     そんな年まわりに生まれたのが不運だったのだが、それ自体はどう仕様もないめぐり合わせだからである。
     幼くして両親が亡くなって孤児になったというのも運命である。
     「運が強い、弱い」という言葉がある。
     筆者のメル友で、通信専門学校卒だが。徴兵され、配属された部隊で、騎馬兵に任命された。彼はそれまで、馬にも触ったこともなかったが、何とか乗馬できるようにはなったという。
     そのうち、米軍の反撃が強くなり、部隊はサイパンの守備隊として移動させられることになったが、サイパンでは騎馬隊は必要ないとして、彼は除外され、他の部隊に転属を命ぜられた。
     サイパンに行った部隊は米軍の攻略で全員玉砕したが、彼は生き残ることが出来たのだ。まさに幸運とはこのことであろう。
     この幸運は更に続く。
     
     彼は、中国、仏領インド支那と転戦したが、輜重部隊所属であったから、戦闘には参加せず、敗戦後も食糧は豊富で、水牛ではあるが、毎日ビフテキを食べられたという。彼が食べるのに苦労したのは、日本に送還されてからであった。
      もし配属先が満州で、敗戦によってシベリア送りにでもなっていたら、えらい目に遭っていたであろう。
     これもすこぶるラッキ-な運命であろう。


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  • from: 倭寇の末裔さん

    2013年08月22日 07時49分29秒

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    選択の科学 (7)

     アイエンガが何故このような説を、熱心に唱えるようになったか、その理由は良くわかる。
     彼女は、女性に対する戒律の厳しい、シ-ア派の敬虔なイスラム教徒として生活してきて、いきなり民主主義社会の自由な学生生活に飛び込むという経験をして、自由や自分で自分の進み方を決められる自己選択の素晴らしさ、快適さに感動し切ってしまった結果、「選択」こそ人生における最大の自己実現の要であると思い至ったのであろう。その心情はよく分かるのである。
     それはさておき、我々特に、無宗教な日本人は、なんの宗教的束縛もなく、民主主義と自由は当たり前になってしまっているのである。
     そこで、今一度、運命、偶然、選択の問題を考え直してみる必要があると思うのである。
    ・運命とは
     自分の意思とは無関係に自分の身の上に巡ってくるめぐり合わせが運命であると言われる。
     自分が両親のもとに生まれてきたのも運命だし、それにつながる社会の情勢にもてあそばれることになるのも運命と言えよう。
     たとえば、たまたま大正末の生まれであったために、成年に達したときは、戦争たけなわで、直に兵隊にとられ、戦場に借り出されることになったのも運命である。あるいは、大学を卒業した時期が不況の最中で、就職先が少ない「就職氷河期」に遭遇することになったのも運命であろう。

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  • from: 倭寇の末裔さん

    2013年08月21日 09時03分41秒

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    選択の科学 (6)

     この選択の誤まりを防止し、選択スキルを磨くために、アイエンガは「選択日記」を付けることを提唱している。
     選択の適否は、経験の多さに大いに左右されるものであるから、日々の選択状況とその結果を記録しておいて、それを塾考することによって、選択の直観力を高め、そのスキルを向上させようとする狙いである。
     しかし、平凡な日常生活の繰り返しの中での選択といえば、昼飯を麺類にするか、洋食にするかとか、今度の連休にはどこへ行くかとかの、つまらない選択ばかりであり、人生を左右するような選択なぞは、進学、就職、転職、結婚など、一生に何回かしかないのが庶民の生活である。
     選択の経験資料としてそんなものを記録する意味は全くないし、第一記録する気にさえならないであろう。
     日記を付ける人はいるだろうが、日記にさえも書いておくに値するような選択事案は極少ないはずであるし、その記載は選択経験を学ぶ狙いではないのだ。
     政治家や経営者、大組織の管理者ともなれば、仕事のうえでの重要な選択はかなり多いことは確かであろうが、それも重大な失言とか失敗などであれば、記録するまでもなく、忘れ得ない経験として脳裏に刻み込まれてしまうであろう。
     こう考えると、アイエンガ提案の選択日記の効果も実行性も疑問とせざるを得ないのである。

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  • from: 倭寇の末裔さん

    2013年08月20日 06時50分14秒

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    選択の科学 (5)

    74年に、強引に社員たった40名の小企業アタリ社に入れてもらい、下級エンジニアとして働いていたが、修理の仕事でドイツに出張した際、帰国せずにインドに寄り道して、インドを放浪したり、座禅をやったりしていた。
     75年に帰国、アタリに復職した後、77年にヒュ-レットパッカ-ド社員であったウィズと、インテルに勤務していたマックラと三人で、ITベンチャ-会社を立ち上げ、アップルと命名した。これが後にITのトップ企業に大成長したのである。
     このような彼の傍若無人、我侭勝手か振る舞いをみると、彼かITの新製品開発に天才的な能力を持っていたらしいことは分かるが、それは大学中退という選択をしなくてもやってのけたであろうと思うのである。
     それはともかく、アイエンガはそれがジョブスが成功した最大の選択であると位置づけているのである。
     彼女の説を続けよう。
     人り一生は、運命、偶然、選択のからまりであるが、このなかで、運命や偶然に振り回されるだけではつまらない。選択こそ自分のあり方を決めるものである。
     しかし、人は常に正しい選択をするとは限らない。誤まった選択をすることも少なくない。
     過去の経験に頼ったり、逆に経験が少ないために直感で決めたり、その時々の気分に支配されたりして、安易な選択をしてしまうのである。


     
     

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  • from: 倭寇の末裔さん

    2013年08月19日 08時49分37秒

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    選択の科学 (4)

    また、アイエンガは、起業家の場合の選択の好例としてアップル創業者としてカリスマ性を発揮し、数々のクリエイティブな製品を世に出し続けてきた天才起業家、スティ-ブ・ジョブスの例を挙げている。
     ジョブスは、1955年イスラム教シ-ア派教徒であったシリア人のジャンダリとアメリカ人の母シ-ブルとの間に生まれた。が、生後間もなくジョッブス夫妻の養子となる。
     13歳のとき、ヒュ-レット・パッカ-ド社でアルバイトをする機会を得、ITに興味を持ったのが始まりであった。
     1972年、リ-ド大学に入学するが、嫌な必修科目の講座に出るのは学費のムダであるとして半年で退学したが、好きな講座へはもぐりで聴講を続けたり、座禅に凝ったりしていた。
     
     ジョブスは後に仲間二人とアップル社を設立して大成長するが、アイエンガは、このジョブスのキャリアのなかで、大学を中退して、自分の興味のあることに集中したという選択が彼のー大成功のポイントであったとしている。
     しかし、大学中退後のジョブスの行動を見てみると、その選択が成功のきっかけになったとは思われないのだ。
      ジョッブスは大変な変わり者で、風呂にも入らず、はだしで歩きまわり、傍若無人、人には横柄で皆に嫌われていたというアスペルガ-症候群的な人間であったという。


     

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