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  • from: 倭寇の末裔さん

    2012年06月30日 10時12分31秒

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    価値判断とその基準 (6)

    ・価値観と価値判断
     価値観と価値判断とは良く混同されている。いずれも「価値」に対する認識である点は共通しているが、これは区分すべき概念であると考える。
     その違いは次の点にある。
    1価値判断は恣意性が強い 
     価値判断が要る場合はしゅっ中あるし、その対象も様々であり、その判断の結果もそのときどきで違うことが普通である。「どちらが善いか」の決定だからである。
     旅行先選定の価値判断もあるし、昼食を日本そばにするか中華そばにするかの判断もある。前者と後者は重みが大きく違うが、「どちらが善いか」という価値判断としては同じである。
    2価値観は固定的である
     

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  • from: 倭寇の末裔さん

    2012年06月29日 09時17分55秒

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    価値判断とその基準 (5)

     世界にせよ、国にせよ、組織にせよ、その制覇を意図するものにとっては、「力」こそ価値あるものであることは間違いあるまい。
     しかし、この概念は、一般庶民が認める「価値」の対象には全くなじまない。
     一般庶民がその人生の中で感じ取る「価値」は、もっと多様であり、個別的なものである。
     個別的とは、個人個人によって、価値を認める対象が全く異なるということである。
     たとえば、一通のラブレタ-があるとする。
    それが文豪の書いたものででもあれば、文芸評論家にとって、その文豪研究のための貴重な資料となるであろうが、そんなことでもなければ、その手紙に価値を認める人は、それを送受信した恋人だけで、他人には紙屑に過ぎないのだ。

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  • from: 倭寇の末裔さん

    2012年06月28日 07時30分49秒

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    価値判断とその基準 (4)

     これに対して、多元論ではプラトンが「適度」「理性」「希望」「知恵」を、ム-アは、「快」「美」「知識」「思想」を究極の価値としている。
     このように、「価値」を限定する考え方は、狭すぎる。それ以外は価値がないということにはならないからである。
     ニ-チェの考え方もまた極端である。
     これまでのヨ-ロッパの価値体系は、プラトニズムつまり在りもしない
    イデァの世界に基づく形而上学真理やキリスト教的な価値体系であった。つまりこの世での弱者が強者や特権を振りかざす貴族に対する恨みをあの世で晴らす即こと、即ち「ルサンチマン」がキリスト教の価値であった。それは「奴隷道徳の意志」であるが、それは裏返せば、「権力への意志」であり、それこそ「価値」であるとする「価値の転換」を説いている。

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  • from: 倭寇の末裔さん

    2012年06月27日 07時47分34秒

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    価値判断とその基準 (3)

    ・価値の意味
     上記の例は、「価値」という言葉が使われた一例であるが、この言葉がどう意味付けられてきたかを調べてみよう。
     この言葉の素直な意味は「善い」「役に立つ」「値打ちがある」ということだが、シェ-ラ-のように、「価値」に序列を付けて、「快」「生命的」「精神的」「聖」とする説もある。これは、価値にも低い価値と高い価値があるという価値の価値付けであるが、それは個々人が決めることで一般化することではないと思う。
     価値一元論と多元論もある。これは、究極の価値は単一か複数かの問題である。
     ト-マス・アクイナスは「神」をブラッドリ-は「自己実現」を究極の価値としている。

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  • from: 倭寇の末裔さん

    2012年06月26日 07時52分37秒

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    価値判断とその基準 (2)

     その何よりもの証拠は、間接人員の削減が始まったのは、バブルが崩壊してからであったことである。
     間接人員削減が成功しなかった理由は四つある。
     第一は、ごく一部のトップの思いだけで、執行部の共通したニ-ズてはなかったこと。だから一丸の活動にはならなかったこと。
     第二は、総論賛成で各論反対であったこと。「総論賛成」とは、反対する理由がないということだけで、賛成でも何でもないのだ。だから反対はしないが、自分のところではやりたくないのが本音なのだ。
     第三は、終身雇用の時代だったから首は切れない状態であったこと。
     第四は、間接人員を減らしても、受け皿がないし、それを造ろうとする動きがなかったこと。
     この四つである。つまり、この場合の「価値ある仕事」とは、それを止めたら経営が成り立たない仕事という意味であったのだ。

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  • from: 倭寇の末裔さん

    2012年06月25日 16時43分38秒

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    価値判断とその基準 (1)

    「価値」の問題は、古代ギリシャ時代から取り上げられているテ-マである。
     「価値」という言葉はいろいろな面で使われる。
     1980年代には、日本の企業で、間接人員が多すぎると盛んに言われる時代があった。その頃「価値ある仕事」というフレ-ズが流行した。つまり、つまらん仕事が多いから、間接人員が膨らんでしまうので、「価値る仕事」をしろ、と言う意味である。
     この「価値ある」というのは、企業経営にとって有用な、欠くべからざる仕事という意味である。
     その頃、各社はこぞって間接人員削減の活動を展開したが、それが成功した企業は殆どなかったと思う。
     その頃、筆者は、「会社か大赤字で、どう仕様もなくでもならない限り、間接人員減らしなどはしませんよ」と言っていたがその通りであった。

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  • from: 倭寇の末裔さん

    2012年06月21日 09時01分11秒

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    適者生存の哲理 (26)

     が、人間の文明的進化のなかには、ここに上げた4件のように、人間生活環境に対して極めてリスキ-な状況を作り出しているという点である。これらのリスクは、人間に有用なシステムの副作用というには余りにも深刻な状況である。
     「自業自得」「自から墓穴を掘る」「自縄自縛」という言葉があるが、これらの現象が非可逆的であり、後戻りはできないことを考えると、それらの言葉ではも到底言い尽くせないほどのリスクである。まさに、人間が自分で造ったシステムが、自分の生活環境を悪化させることになったのだ。
     人間が自分で作り出してリスクであから、それを回避する手段も考えられないことはないとは思うが、現在のところ、その見通しは立ってはいないのである。
    プラスサイドだけに目を凝らして突っ走り、マイナス面が顕現したとき初めて、後手で対策を考える、というのが人間の性なのであろう。11年に始まったユ-ロの金融危機もその例に漏れない。

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  • from: 倭寇の末裔さん

    2012年06月20日 06時42分47秒

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    適者生存の哲理 (25)

     
     以上述べた四つのリスクを生じさせた人間の営為は、環境の変化に対応するために、動植物が見せた「適者生存」の自然法則と同列のものとは言えない。
     この論文の冒頭に掲げたように、人間の進化は止まったままであるが、言葉と文字を持つ人間が、その先人の知の蓄積を踏まえ、更に思考を積み重ねて、人間生活の豊かさ、便宜性、効率性や競争力強化を求めて、創り出した科学技術成果物の産生は、「自然法則の進化」に対して、人間特有の「文明的進化」であると言ってもよいであろう。
     この人間の「文明的進化」には、いま一つ自然法則の進化とは異なる点がある。
     自然法則の進化の結果は、それを成し遂げた生物の生存にプラスの結果を齎している。
     

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  • from: 倭寇の末裔さん

    2012年06月19日 07時28分15秒

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    適者生存の哲理 (24)

     その原因は、ウィルスや病原菌が、薬に対して耐性を持ったこと、つまりウィルスが、人間が開発した新薬によって、生き難くなった環境に適応して進化したということである。
     ウィルスや菌などの原生微生物が強める耐性とは、この病原体をやっつけるために人間が開発した薬に耐えられる形に変化することである。
     一般的に薬はその吸収を良くするてめに酸性にしてあるが、ウィルスや菌がこの酸性を物質をを内部に取り込めるようにしたり、入っても酸性をエネルギ-に変えたりする仕組みをつくってきていのだという。
     これに対して、人間側は、勿論、新しい抗生物質の開発に努め、それを出すが、このような開発は、また、それに対する耐性を作り出させることになり、いたちごっこが繰り返されることになるのである。
     この勝負は、菌やウィルスに歩があるように思う。耐性への変態パタ-ンは無限にあるであろうからである。

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  • from: 倭寇の末裔さん

    2012年06月18日 09時11分01秒

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    適者生存の哲理 (24)

     原発のリスクそればかりではない。世界に何千基もある原発はミサイルでも打ち込まれれば、そのミサイルに核爆弾が搭載されていなくても、原発施設か破壊される結果、忽ち放射能汚染が拡散し、原爆攻撃に準じた災禍を発生させるのである。
     このようなリスクを持った発電施設が原発なのである。
    4耐性ウィルスリスク
     人間に害毒を及ぼすウィルスや病原菌を退治するために、人間は抗生物質を発見し、これによって大きな成果を上げてきた。
     しかし、昨今、この抗生物質が全く効かないウィルスや菌が続々と現れてきている。インフルエンザの特効薬「タミフル」が効かない、すべての抗生物質が効かない結核菌が現れたなどの現象が報告されている。
     

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