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from: 倭寇の末裔さん
2014/01/26 07:26:49
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平和主義の意義(10)
・反平和主義批判
どこの国の国民でも平和が最善のものであり、それを希求する平和主義が当然と思っていたが、反平和主義に組する者もいるのである。その主な主張を取上げてみよう。
1平和イコ-ル幸福ではないから
平和主義が実践されたとしても、これが人類の幸福が達成されたことにはならないから、倫理的に疑問だとする説である。
人が幸せだと感じる条件はいろいろあるから、戦争がないことだけで人が幸福になるわけはないが、戦争で人命、財産を損なうよりは、平和でいる方が幸福の条件の一つとなりうることは間違いないのだ。この説が誤まりであることは明らかである。
2個人の善と社会全体の善とは一致しないから
平和主義は、個人あるいは極めて少人数の集団では実現可能だが、個人の善の延長上に社会全体の善があるわけではないから、という説である。
これは国益と私益との齟齬を言っているのであろうが、戦争は常に国益に叶うものだとして始められるが、それが間違いあるいはウソであることが多いのだ。
太平洋戦争に突入した日本の場合もそうであった。軍の無知と誤算に、国民が煽動され、騙されたのである。
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