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  • from: 倭寇の末裔さん

    2014年02月19日 09時27分13秒

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    合成の誤謬 (1)

     「合成の誤謬」という言葉がある。これは、本来は経済学の用語で、個々の立場では好ましい経済行動でも、全員ではなくても多くの人が同じ行動をとると、全体的には良くない結果を招くことになるという現象を言うのである。
     例えば、個人や家庭の単位で考えると、貯蓄することは良いことであるが、生計費を切り詰めて収入を貯蓄に回してしまったら、消費が減って、国全体の景気は落ち込んでしまうことになる。このような現象を合成の誤謬というのである。
     それは、その通りであるが、「誤謬」と言う言い方は、二つの点で問題であると思う。
     一つは、誤謬というのは、誤まりという意味であるが、合成の誤謬といのは誤まりではないということである。
     個々の行為としては正しいが、それが総合されると良くない結果を招くことがある、という現象だから、誤謬というよりは「合成の逆効果」という方が良いと思う。
     いま一つは、誤謬は、その行為が誤謬だと認識されれば、それを正すことは出来るが合成の誤謬といっても、個々の立場では、他人がどうするのかも、全体を見渡してこうなるということも分からないから、この誤謬は正しようがないという点である。
      
     だから、このような現象は、合成の逆効果という名称にした方がよいと思うが、「合成の誤謬」の語が一般的であるから、この用語を使うことにする。





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