インタ－ネットへの期待を上げてみよう。
　・いままで政治についてものを言わなかった人でも、インタ－ネットを通じてものを言うようになる。
　・仕事の関係で、街頭演説などを聴く暇がなかった人でも、帰宅後、ゆっくりインタ－ネットで政見を聞いたり、意見を投稿するようになる。
　・企業集団や利益団体の代表の声くらいしか「民意」として政治家には届かなかったものが、インタ－ネットでは一般大衆やNPOの声も民意として政治家に届くようになる。
　・人と人とのつながりを強め、新しいつながりを造り出すきっかけになる。
　・市民自らが課題に向き合い、政治に働きかける。政治は情報公開を進め、市民の知恵を取り入れようとする。
　・政治家はポビュリズムの感受性を高め、自己改革のきっかけとする

　インタ－ネットが普及した社会になったのだから、このような期待が出てくるのも当然である。
　しかしながら、こういう社会に成熟するにはかなりの時間を要するであろう。
　２０００年１１月、「加藤の乱」と称される事案が起こった。