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カジュアル哲学 (続)

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  • from: 倭寇の末裔さん

    2014年07月14日 08時11分50秒

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    孤高の居心地 (9)

    しかし、この小説の主人公の登山家加藤を「孤高の人」と言うのは妥当ではないと思う。
     加藤は登山家だが、単独登山こそ本当の登山だとか、チ-ムを組んで他人の援けを借りる必要はないとか、何が独自の登山哲学みたいなものがあって、登山仲間を造らなかったのではなく、登山チ-ムにも入る気持ちも充分あったのだが、仲間としての仁義を切らなかったため、拒否されたのである。そのためやむを得ず単独登山を余儀なくされていたという感じである。
     それが珍しいから「単独行動の加藤」などというニックネ-ムを付けられたことになったのだ。
     その意味で、彼は孤独の登山家とは言えるが孤高の登山家とは言えないと思う。
     最後に自分を尊敬してやまない青年登山家のたつての願いに応じて、初めてチ-ムを組んで登山し、遭難したのは、単独では登山を見合わせたであろう、厳しい気象条件の下での登山を敢行したためではないだろうか。
     それは青年の期待に応えるためであったのか、彼が自分の技量を青年に誇示するために引き受けたのかは分からない。
    いずれにせよ、この小説の題名は、妥当とは言えないと思う。
     

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