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  • from: 倭寇の末裔さん

    2014年11月17日 11時19分20秒

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    社会的共通資本 (10)

     農業は、人間の生活を維持するための、基礎産業の一つであるが、それだけではない。
     
     その拠点である農村と言う社会的な場を中心に、人間と自然との調和的なかかわりを可能にし、文化の基礎をつくっているものである。
     四季に彩られる里山、れんげの花咲く田、どじょうや鮒の跳ねる小川、千枚田、田ごとに写る月、それらは文化のふるさとでもあるのだ。
     
     
     確かに、時代とともに短いサイクルで、町並みも建物も変ってしまう都市では、都会出身の人でも、そこが生まれ、育った故郷であると言われても、ピンと来ないし、いわゆる「ふるさと」という感じはしない。ふるさとはないのと同じである。
     その点、山も川も海も変らずに、自然が残されている土地こそ、人をほのぼのとした、ふるさと感に暖かくひたしてくれる土地なのだと思う。
     つまり、農村は人間の原点なのであろうと思う。
     そういう感覚を持って、宇沢は、農村を拠点とする農業を貴重な社会的共通資本として見ていたのであろう。
     宇沢がTPPに反対していたのも、グロ-パル化に伴う、コスト競争に負けないために、農業を大規模な産業化したり、水栽培方式の野菜生産工場化するようになることは、人間の原点文化である農村の破壊につながるものであるという思いがあったからでもあろう。
     

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