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  • from: 倭寇の末裔さん

    2015年04月14日 08時38分57秒

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    21世紀の資本 (11)

     このようにして、徴収されるカネが、拡大する所得格差を調整するための21世紀の資本というものと考えたい。
     そこで、それをどう使うべきかが問題になる。
    ・21世紀の資本の使い方
     この資本は、所得格差による社会的な弊害を除去するための資本であるから、単に慈善的な使い方をしてはならない。
     慈善は一時しのぎの貧困救済にはなっても、所得格差による社会的弊害是正の抜本策にはならないからである。
     所得格差による社会的弊害は時代によって異なる。
     かって、マルクス主義が注目された時代なら、所得格差の弊害は、それが資本家による労働者階層の搾取の結果であるとして、プロレタリア-トによる革命騒ぎさえ懸念されねばならなかった。しかし現在はそういうことにはならない。70年にわたるソ連での実験や中国での経験によって、政治制度としての共産主義ではだめだと分かっているからである。
     また、所得格差が低所得層のアンチモチベ-トやサボタ-ジュに繋がることもないであろう。競争社会では、それは自分にマイナスになるだけだからである。
     所得格差による社会的弊害の主なるものは三つある。
    1所得面からの階層間の流動性がなくなる社会になり、全体的に社会の活気がなくなる。
     階層間の流動性とは、所得階層の上を目指して頑張れば、それが報いられる社会ということである。格差が大きいとはその可能性が低められることを意味は、頑張ろうとする意欲を萎えさせる。それは社会の活気を弱めることになる。



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