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  • from: 倭寇の末裔さん

    2016年06月30日 10時00分35秒

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    都市圏での絆造り (3)

     しかし、その頃でも、邸宅地区といわれた山の手の牛込あたりではそのような風習はなかった。
     ということは、お互いに貧しく、張り合うこともなく、すべて開けっぴろげで、見栄も外聞も関係ないざっくばらんな関係こそ助け合いの絆が自然に生まれてくるのであろう。それは田舎での地縁、血縁とは違うものである。
     それは、家が貧しく、小さな家で、一間に雑魚寝の形で寝起きして育った兄弟と、資産家で一人一人が個室を持って育った兄弟とでは、兄弟愛の絆の強さが、前者の方がはるかに大きいという事実と同じなのである。
     つまり、都市圏での地縁も血縁もない何処の馬の骨か知らない者同士の集団では絆は本来的に出来にくいのである。
     趣味が同じであければ、友人関係はできるであろうが、それは遊び仲間であって、吞み友達のような関係にすぎず、これは絆にはならない。
     しかし、日常的な絆はなくても、非常時には、惻隠の情みたいな感情が働き、助け合いは行われる。また、そのときの恩義で、非常時型の絆みたいなものは生じるであろう。
     都市圏での絆とはこんなのではなかろうか。
     村上新八

     

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