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  • from: 倭寇の末裔さん

    2017年01月28日 10時48分32秒

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    米議会と大統領との関係 (2)

    アメリカの大統領は法律の立案、提出権はないが、大統領令は法法律と同等の効力を持ち、その執行に予算措置が必要でなければ、議会の承認は要らない。
     大統領令の一つ「メキシコとの国境に壁を構築する」件は、その費用が150億ドルくらいかかるというから、議会の承認が必要になる。
     ところで、この大統領令を覆らせるのは次の三つの場合だけである。
    1法令に違反している
     法令違反であるか否かの判断は、裁判所の判決できまる。
    2憲法に違反している
     違憲であるかどうかの判断も、裁判所の判決で決まる
    3大統領令を否定する法律が議会で採決される
     しかし、この場合でも、大統領がその法案にサインをしなければ、法律が制定されたことにならないから、その対象とした大統領令の効力は消えないが、この場合は、大統領の拒否権行使を無効にする手続きが必要になろう。つまり、議会で三分の二の多数で再可決することである。
     トランプは大統領就任後1週間で13の大統領令ほを出しているが、これは従来の大統領に比して特に多いということではないと言う。ただ、その内容が奇抜で、非常識、非適切なものが多いのでマスコミが騒ぎ立てるのであろう。
     このようなアメリカにおける大統領と議会との関係を定めた規定は、あくまで国民の良識に対する信頼に基づくものである。  
     が、民主主義の理想と言われたワイマ-ル憲法のもとで、合法的にヒットラ-の独裁を許すようなことが行われたように、ときには、民主主義のもとでもおかしなことが起る可能性があることを考慮して憲法を定める必要があることを示した教訓的事例であると言えよう。
     村上新八
     
     

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