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  • from: 倭寇の末裔さん

    2017年07月27日 10時03分18秒

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    思い込み

     人がそれまでの知識経験に基づいて、あることに対して、こうであると断定的に決め込んでしまう形式の認識が思い込みである。
     一旦その認識を持った以降は、これに関する事象に対してはこの認識に基づいて判断することになる。
     「思い込み」という名称は、その認識が正しくなかったことを示しているにも思えるが、それはともかく、この認識が間違っていたら、大変なことになる場合もある。
     その典型的な例がオ-ム真理教の事件である。オ-ム真理教の一味が教祖、麻原の指示で、最初に起こした殺人事件は、坂本弁護士一家殺害事件であるが、当初は一家三人が一夜にして居なくなったことから、行方不明事案として扱われたのである。それが殺人事件であることが分ったのは、大分後になって、一家三人の遺体が埋められていた場所が分ってからであった。
     しかし、一家三人が居なくなった現場にはオ-ム真理教に与えられるバッジ、プルシャが一つ落ちていたのである。
     しかし、警察は、宗教は人を助けるもの、それが殺人事件を起こす訳がない。プルシャが落ちていたのは、捜査を攪乱するための犯人の偽装であると判断してオ-ム真理教に対する捜査は行わなかったのである。
     まさに、宗教に対する「思い込み」であったのだ。
     坂本弁護士は、オ-ムの活動に疑問を持ち、これを警戒するように信者に指導していたから、オ-ムに殺害されたのだが、その背景はあったのだから、情況としては、疑いを挟む余地はあったのである。
     この坂本事件でオ-ムに捜査が入っておれば、その後に付続いた複数の事件は妨げられたであろうと考えると、まことに残念な思い込みのミスであったのだ。
     世間には、「え!あの人が、信じられない」というようなことがよくあるが、これも思い込みの一つであろう。
     思い込みも認識の一つであるから、これを頭から否定する訳にもゆかぬが、それぞれのケ-スについて、その思い込みを否定した場合に筋が通るか否かで判断すべきであろう。
     村上新八




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