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  • from: 倭寇の末裔さん

    2018年02月13日 09時30分01秒

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    医療と経営コンサルティング

     医療と経営コンサルティングは似ているところがある。顧客つまり、患者やクライアントの依頼を受けて、これに応える仕事をする点である。
     しかし、違う点が四つある。
     第一は医療は、病気があって、本人がそれを治して欲しいというニ-ズがはっきりしている。極めてポジティブなのである。それに対して経営コンサルティングは、経営の改善が目的であるが、そのニ-ズは、コンサルティングを依頼してくる経営者にはあるが、現場では薄いという点である。現場は、現状でも問題はないと内心では思っている場合が多い。だが、経営の命令が下されているから渋々やろういうネガティブな姿勢である。
     第二は、医は修理であり、原状回復が目的であるに対して、経営コンサルティグの目的は、現状を否定し、改善することである。
     修理は原状回復でよいが、改善は現状を否定し、よりレベルアップした状態にすることである。これは大きな違いである。
     現状を否定するのだから、その仕事をやってきている担当にとつては嫌に決まっている。反抗心を持つのは当然である。医療には患者は進んで協力するが、現状を否定する改善には非協力的になるのである。この点も大きな違いである。
     第三の違いは、医療の場合はその相手である患者はズブの素人であるに対して、経営コンサルティングの場合の相手は、プロの経営者や管理者である点である。
      ズブの素人である患者は、プロである医師のいうことはよく聞くが、プロり経営者や管理者は、そう簡単にはゆかない。なかには、外から来た者がなにが分かるかと冷たい目で見ている者も少なくないである。この点も大きな違いである。
      第四は、いままで良いと思ってやってきたことを否定されると感じる点である。
     医療の場合には、いままでは病気になるような不養生なことをやってきたのだから、これを否定されても文句はない。が、経営コンサルティングは、いままで特に問題ないと思ってやつてきたことを否定する改善方法に変えるというのだから、当然抵抗があるのだ。
     これを乗り越えてやらねばならない点も大きな違いである。
     この四つの違いは、同時に経営コンサルティングをする上での大きな障壁でもある。この問題に悩まなかったコンサルタントはいないはずである。そのためにコンサルティングを受け入れさせる雰囲気作りが大切であるなどと言われてきたが、具体策はなかった。
     しかし、その解決法はある。ここでは、その詳細を記述することは省くが、経営コンサルタントとしての独自の経営分析技術でクライアントを感動させることによって信頼性を高めるとか、行動科学理論を応用したアプロ-チで管理者の改善意欲をモチベ-トするのである。
    そのやり方は、前述の「中医は人を治す」の中医の在り方に似ているとも言える。
     ただ、医療の場合は、医師が中医になろうという信念を持ってやる気になればやれるし、その上には何の障害もないが、経営コンサルティングの場合は、相手の観衆、プライド、意識、矜持などの面での異質的な障害が大きく、それを克服する知恵と努力が必須であるという点違うのである。
     


     

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