近時、性暴力に対する告発が盛んになてきた。黙って耐えるよりは良いことである。
　レイプする奴を抵抗力の弱い被害者は「この獣」と罵ったりするが、人間以外の動物で強制的に異性対して性交渉をする動物はてない。
　雄熊は小熊を育てている雌熊は交尾に応じないので、その子熊ほ殺していまう場合があるというが、それは雌熊に直接レイプをすることとは違う。雌熊を交尾する気にさせるための行為である。
　鳥類でも、交尾期になるし雄が鳴き声を上げて雌を呼ぶとか、踊りを踊って雌の気を惹く、巣を創って雌を誘おうとするなどの行為を行うが、強制的に交尾をすることはない。
　強制的に性交をするのは人間だけである。つまりレイプ犯は人間だけで、それは獣以下なのどある。
　理性を持ているのは人間だけなのに、と言ってみてもはじまらない。レイプは理性を捨てた行為だからである。
　一般に理性を捨てた行為が犯罪であるが、犯罪のなかには、その被害者が心身を傷付けられ、一生涯打撃を与える続ける犯罪もある。レイプはその筆頭であると思う。その意味で、刑罰をもっともっと重くすることも必要であろう。
　また、このレイプという犯罪は反復性が強く、繰り返されるおそれがあるし、被害者が自分に不利になることを畏れて、告発せずに隠してしまうことが少なくない。それをよいことに犯人はこの犯罪を繰り返させる要因にもなるのである。
　しかし、被害者の誰かが勇気を出して告発すれば、我も我ももむそれに続くことになもなるのだ。最近の「ME　TOO」現象はそれを示しているのである。
　その意味で、被害者の匿名性を高めるとか、被害者が告発しやすいようにする。
　これはレイプ犯罪の重刑化とともに早急に対応すべきであると思う。
　村上新八