せめて、実習評価を加味して、実習評価の良い者にたいしては、試験科目の部分合格を認めて、全科目が合格して介護士の資格がとれるまで日本で実習を続けられるようにすべきではないか。
　話を本筋に戻そう。
　グロ－バル化している世界で、先進国の出生率が低いまま推移は、発展途上国の人口が増え続けている限り、先進国の経済規模の維持や安定化のためには、移民は不可欠であろうと思う。
　
　日本でも、低出生率が続いているが、今までは移民問題は議論に上らなかった。特に１９９０年代からデフレに突入してからは、非正規労働者が増え、失業率が高まりするなどの状態では、移民問題などは口の端にも上らなかったのも当然であろう。
　しかし、２０１２年に、民主党から自民党への政権交代が行われ、超金融緩和、財政出動でデフレ解消の機運が出始めたり、高齢化と少子化によって、いよいよ総人口の減少が始まり、介護関係要員の不足が深刻になってくると、遅まきながら、移民論議が始まる気配が出てきている感がある。