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  • from: 倭寇の末裔さん

    2013年10月19日 09時57分47秒

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    変貌する兵器で戦争不能になる (3)

     その第一段階は「正戦論」である。
     正戦論は4世紀にアウグスチヌスがその著「神学大全」のなかで述べたのが最初とされているが、中世では、神学が最高の学問とされ、戦争についても神学の課題とされた。
     神学では、戦争のうち、教会の平和維持に関わる場合や相手の悪を糾したり、悪の精神を矯正させる目的を持ち、神の命令においてなされる戦争は正義の戦争つまり正戦であるとされた。
     神の命令とは、ロ-マ法王の下す正否の判断であった。
     このような戦争は、「汝の隣人を愛せよ」の例外であり、神の御意志に沿う戦争であると認められたのである。そして、戦う相手は不正義であり、そのような罪ある者の生命財産を奪うことは、略奪ではなく、制裁であるとされたのである。
     その後、教会の権力が衰退し、封建制、荘園制が崩壊、中央集権国家が成立するにつれて、正戦論も変化した。
     戦争行為をする者が、その戦争原因の正当性について確信を持ち、更に、戦争による災禍を最小にするように心掛けてやる戦争は正戦であるとされるようになったのだ。
     攻撃を受けた場合の防御や自然法に基づく人間の諸権利を守るための戦争は正戦であるとされるようになったのである。
     ちなみに自然法とは、人定法ではなく、本来的、自然に決まっている掟であり、人間の理性によって見出されるものであるとされる。人間の安全、平和、自由、平等などはそれに当たるであろう。
     

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